『プレイヤー層の「逆ピラミッド型化」が起きていると思います。』まったりインタビュー。

まったりインタビュー。2・10『MASTERCUP.5』の意気込みや鉄拳を取り巻く環境について語ってもらった。

■「鉄拳界最大600人規模の大会が東京のお台場で開催されるのは本当に喜ばしい事です。」

――今回から会場は富山から都内開催となりました。

まったり：MASTERCUP.4が最後のハローワールド開催という事だったので初めて参加しました。キャパがギリギリだったので運営はかなり大変だったと思います。鉄拳界最大600人規模の大会が東京のお台場で開催されるのは本当に喜ばしい事です。アクセスの面でも全国、海外のプレイヤーが集まりやすいので都内開催は嬉しいですね。

――バーチャファイター5on5世界最高峰『ビートライブカップ』と会場が一緒になりました。

まったり：私自信バーチャプレイヤーでもありますのでその視点から語らせていただきます。アテナ杯から含めると15年以上の歴史のあるビートライブカップが『東京レジャーランドパレットタウン』に会場を移して2年2回。自分はまだお台場に会場を移してから参加したことは無いのですが、配信で見る限りかなり広い箱だと思います。ただ2年前まではS○GAからの何も支援が無かった不遇のイベントだったにも関わらず、格闘ゲー全盛期には参加人数が1,000人を超える事もありました。やっと2年前からS○GAの協力を得られるようになりました。歴史の厚みに反し公式から支援の無い環境の中で育ってきたバーチャコミュニティーなだけに、逆に強い繋がりや絆が出来て多くのプレイヤーが参加してきたのだと思います。段位の高い低い関係なく、また大会当日、その週、その月だけしかプレイしない参加者なんかも同窓会のようにビートライブカップへエントリーする姿は本当に祭の楽しみ方を分かっている愛すべきバーチャバカ達なんですよね。大会文化の厚みを感じさせられますよ。MASTERCUPがビートライブカップの様なポジション、または越える様な大会に参加者一丸となって育てていきたいですよね。鉄拳TAG2Uを取り巻く環境がVF5FSと近い状況になってきたと感じています。

――どの様な部分で近くなったのでしょうか。

まったり：正直鉄拳6に比べてTAG2はシステムが難しくなりました。それによってVF同様にプレイヤー層の「逆ピラミッド型化」が起きていると思います。強いプレイヤー層が多く増える事によって全体のバランスが逆ピラミッドになり、新規参入プレイヤーが少なくなる状態です。とは言いながらも新規の強い若いプレイヤーが発生していますので、その層がすぐ辞めるような状況を作らない為にもイベントを盛り上げていく必要があると考えております。

――昨年拳道場で北海道で組手や大阪・福岡で講師をこなし行脚してきた感想をお願いします。

まったり：全国には色んな方向性でこのゲームを楽しもうとしている鉄拳プレイヤーがいらっしゃるなと改めて実感いたしました。顕著なのが巣鴨の女性プレイヤーコスプレイベントが盛り上がった事だと思います。鉄拳もプレイヤーを取り巻く環境が鉄拳6の時代とは違うので、イベントにコンセプトを持って工夫をしていかないとならない状況にあると考えます。

■「そろそろ5on5の優勝タイトルが欲しいので今回は勝てるメンバーを集めました。」

――MASTERCUP.5のチーム構成をお願いします。

まったり：今回は西日本という広い視野を持っち関西最強説を体現するチームにプレイングマネージャーとして参加の予定です。キャラクターも闘劇とは違うTAGになります。エディは勿論メインキャラですが、ラースが使用人口も多く対策されやすいのでオーガを使用。チームの中で荒しを専門にして辛みのピリッと効い形で貢献したく思います。

――今回も監督として手腕を発揮されることと思いますが、チーム戦における戦術論を少し教えてもらえますでしょうか。

まったり：基礎の部分は前回と変わっていないと思います。ただ今作のゲーム性の変化からマンパワーで押し切れる所が顕著に出てきたと思います。よく5on5で見かける順番固定というのはあまりに愚策だと考えていますので、相手のチームを見ながら有利なキャラを当てて戦略で勝っていきますよ。時には自分自身をコマとして相手を翻弄します。見てる人が喜ぶ試合をしたいと思います。

――MASTERCUP.4の思い出がありましたらお願いします。

まったり：MASTERCUP.4では1回戦で予選落ちしました。これは鉄拳番長が原因と言っても過言では無かったんです。勝ち上がりをかけた試合で新潟のチームと当たった時に俺の出番はロジャーJrとの対戦だったんですが、番長が試合開始すぐに『とにかくルピを打て』って言うんです。俺が使うエディの『ルピエルナ』という浮かせ技なんですが、とりあえず指示通りにルピを打つ、ガードされる、確反が帰ってきて有利を取られて2択を受ける。それでも番長はルピを打てって言うんです。そして指示通りにルピを打つ、確反をとられて、2択のジャイアントスイングが通って壁に当たる。それでも番長がルピを打てって言うんです。そうこう繰り返すうちにボロボロにされてしまったので、無視して『ビリバ』という浮かせ技を打ったんです。その時、番長が俺に言ったんです『そうだよルピだよ！』と・・・。ロジャーJrはビリバの確定反撃が他のキャラに比べると安いのでアドバイスしてくれたんでしょうけど、この時悟ったんです。ああ、老害と組むのは良くないなと。そんな理由から不甲斐ない思いをしましたので、今回番長をリストラしました、ご期待ください。イベントのクォリティとしては演出・機材・スタッフ・運営・パンフ全てに他のイベントの追随を許さないまさに圧巻の一言でした。自分のHMCに勉強できる所は多々ありました。あと人生初の富山だったんですがご飯がおいしかったです。とにかく北陸の寿司が美味しかったです！

――HMC公式webサイトで独自の切り口で『まったりのぶらり博多美味しい店探訪』の企画が毎回好評ですが、今回開催地が東京という事でおススメのお店等ありましたらお願いします。

まったり：東京で何店も開拓しているのですが、せっかくなので今回は2店ご紹介します。1店目は「つけ麺」の店をご紹介しましょう。「JR中央・総武線大久保駅」を降りてすぐにある『翔丸』の「塩つけ麺」を是非おススメしたいです。皆さんも魚介豚骨系つけ麺には飽きてらっしゃると思いますので間違いなく楽しめるかと思います。日曜祝日はお休みなので前乗りして土曜日にご堪能ください。2店目は東京を代表する料理「焼きとん」より「西武新宿線野方駅」を降りてすぐにある『秋元屋』です。予約は取れません。注文した時にタレを何にしますか？と聞かれるかと思いますがその時は必ずお任せにしてもらえれば間違いないタレがついてきます。是非まったりイチオシの東京ナンバーワンの焼きとんのコストパフォーマンスをご堪能ください。

――最後にMASTERCUP.5に向けての意気込みをお聞かせください。

まったり：出るからには当然優勝を目指します。当日を楽しみにして下さい。そろそろ5on5の優勝タイトルが欲しいので今回は勝てるメンバーを集めました。『時はきた！それだけだ』という事です。

【MASTERCUP.5 まったりのぶらり東京美味しい店探訪】

■つけ麺

　

店名　　　　　翔丸（しょうまる）