MASTERCUP.6優勝メンバー「AO」、「ゼウガル」、「ポン」にM.6の感想や来たるMASTERCUP.7についての意気込みを語ってもらった。後篇を含む『完全版』は『MASTERCUP.7パンフレット』に掲載!
「約束の場所に立つことを目標にして、全員鉄拳で勝って、優勝して約束を果たしたい。」
――プレイヤー紹介
AO
闘劇2012覇者・MASTERCUP.6覇者・MASTERCUP.5準優勝・WCG2010準優勝。海外の大会に率先して参加、数々の結果を残してきた。意識は高くプロプレイヤーを目指す。
ゼウガル
MASTERCUP.6優勝・MASTERCUP.5準優勝・ダブル杯2014準優勝。各大会でも好成績を残す。ゲーム内で徐々に暴君ぶりを発揮し始めつつある。
ポン
MASTERCUP.6優勝。冷静さを持ち味にしており、真面目タイプ。読み合いの強さに定評がある。
――MASTERCUP.6で日韓チーム結成のきっかけを教えてください。
AO:
俺達、AO、ゼウガル、ポンは固定メンバーなんですが、そこにHelp meから連絡がありまして、日韓チームを作ろうという事になりました。そしてクダンスも加入して凄いチームが出来たんです。ただ、Help meの親族の結婚式が入ったという事で不参加となり、真鉄拳神のSecretが加入。
ゼウガル:
交代のSecretも、真鉄拳神って驚いたよね。後はまさか、軍総杯覇者である伝説のクダンスとチームが組めるって、どれだけ恵まれているんだと。
ポン:
俺は、軍総杯って実は知らなくて、ハマハーさんから聞いているだけなんですよね。でもMASTERCUP.6大会当日、凄さを体験することになりました。
AO:
チーム名「AOちゃんだ好きキスして」は、Help meのネタで、クダンスもそれでOKとなったそうで、俺達に拒否権はありませんでした(笑)
ゼウガル:
AOさんがいいなら俺も何でもいいんですけど、まぁ・・・ねぇ、言葉の壁があったんですかね(笑)
ポン:
言葉の壁ってことは無いだろ(笑)真面目な話をすると、大会中の喫煙場所や、カラオケルームの使い方等々。会場での過ごし方はLINEの翻訳機能でなんとかしのいだりしてました。お互いに話せないから細かいコミュにケーションは取れなかったけど、鉄拳を通じて楽しんで大会に臨めたのは間違いなかったです。
ゼウガル:
結局、鉄拳があれば言葉なんて関係ないんですよね。
AO:
確かにね。日韓協力して、プレイヤー対策をLINEで翻訳ツール入れながら行ってはいたので、準備は出来たと思っています。チームの雰囲気も良くて楽しめました。
――MASTERCUP.6の1次予選の感想からお願いします。
AO:
とりあえず、Help meが託してくれた韓国レバーのコンパネの調子を試したかったので、Secretとqudansに出てもらい調整してもらいまいた。大事な時にレバーの調子が悪いと大変ですからね。
ゼウガル:
Secretが「仁は対策で来ているから得意」という事で、2試合目に出てもらったんですけど・・・まさかの相手チーム2人目の「仁」に敗北(笑)
ポン:
まさか・・・って感じでしたね。
ゼウガル:
MASTERCUP.5の加齢の時と同じで、「暖めたるわ」と同じ死亡フラグ・・・やっぱり大会での無駄なフラグ立ては危険ですね。
AO:
とにかく大会って、無駄口を叩かない方がいいです。
――2次予選はどうだったでしょうか。
AO:
MASTERCUPって2次予選がポイントですよね。勢いに乗っているプレイヤーしか残っていないので、怖いですよね。同じトーナメントでラティンが、福岡チームを倒していて勢いに乗りすぎていたのでチームメイトで打合せしましたね。そういった相手チームのデータ取りや対策も重要になってくるステージだと思います。
ゼウガル:
AOさんが、天国さんに負けてからのスタート(笑)ポンさんがとにかく調子良かったので、その後は5タテしてくれました。
ポン:
2次予選決勝は、ラティンのチームだったので作戦を立てて挑みましたね。この日、とにかくラティンが勢いに乗っていたので、これ以上調子づかせては駄目だと考えました。
ゼウガル:
ラティンは勢いに乗り出したらとにかく手がつけられないので、勢いを挫けさせる戦い方を徹底しました。手がつけられなくなる前に倒すというか。ラティンの勢いが折れるまで時間がかかるんですが、2次予選決勝は作戦が上手機能してよかったです。コミケで知り合った友達が応援に来てくれたのも嬉しかったですね。
ポン:
勘違いコールな(笑)
AO;
あれなんだったの?
ゼウガル:
分からない(笑)最初本名だったし、悪ノリだねw
――レッドカーペットを歩く感想はいかがでしたか?
AO:
2次予選~決勝戦にかけて、俺は熱が出てしまって調子が悪かったんだけど、カラオケルームのおかげで少し体調を整えることが出来ました。
ポン:
MASTERCUP.5で悔しい負け方をしていたので、決勝トーナメントに行くまでが最低条件だと思っていますので。
ゼウガル:
レッドカーペットは高まりますね。前回の敗北を思い出しながら歩きました。特別な場所なので、歩きたいと思うんですよね。闘劇で言うところの壇上への道ですし、ハメコ。さんにチーム紹介されながら入場できるのは、嬉しいです。空気が引き締まりますね。入場できるのが、8チームだけっていうのもいいですね。多すぎるとサムいですからね。
ポン:
準決勝の余韻がありました。本来あそこで終わった試合でしたから。皆が喜んでいる中、決勝は落ち着こうと一人隅で冷静さを保てるように心がけてました。MASTERCUP.5はしゃぎすぎてたかもしれませんから。
――決勝トーナメントが始まりました。
AO:
1回戦はタイカレーさんのチームですね。地獄祭の1回戦で負けてましたし、因縁の対決でした。
ポン:
ケイスケに敗れました。魔神拳がとにかくやばかった。その後、ケイスケをSecretが止めてくれたんです。流石でした。
ゼウガル:
相手次鋒は、Secretが得意にしているムラクモさんの仁・ボブ。1回戦でもこの流れがあったんだけど・・・Secretの「仁戦は得意!」宣言本日2回目。
AO:
また、仁相手に負けたよね。
一同:
爆笑
ゼウガル:
MASTERCUP.5の加齢さんの「あっためたるわ」と同じ匂いがする。
ポン:
死亡フラグ匂わせすぎでしょ(笑)
ゼウガル:
その後は俺が3人倒せて勝ち上がりました。
AO:
メチャ調子良かったよね!
ゼウガル:
チクリンさんには、チェンジ際に渾身の魔神拳をかませたのが気持ちよかったです。大将のタイカレーさんは、巣鴨で働く前に僕の住んでいるゲーセンの店員さんをやってらした時期もあったので、個人的にはあのタイカレーさんと同じ舞台で戦えているなんて。という感慨深い思い出となりました。
AO:
準決勝は先鋒BKCさん読みで見事に的中して、俺が出て上手く倒すことが出来ました。すごい嬉しかったです。総力戦になると予感してました。
ポン:
1人1殺というのが目標でした。まぁ、でもAOは運が良かったよね。
ゼウガル:
そうそう偶然のコンボミスにも助けられたという(笑)
AO:
皆、よく覚えてるなー。2人目は古水さんが出てきて、これはマズイという流れに。
ゼウガル:
お互い、相手の事を知り尽くしてるからね。
AO:
俺は、開幕古水さんの韓ステ読みからの、スラッシュキックを出したり。
ポン:
スラッシュガードの後は古水さんに、左投置かれて吸われてたよね。あれも読み合い?
AO:
あの後って、アリサがフレーム使って攻めたり、横移動すると投げに吸われちゃうんだ。しかも手が見辛くなるという。
ポン:
そういう読み合いか。なるほど。古水さんが色んな所で1枚上手だったね。
ゼウガル:
AOさんが負けて、誰が古水さんを倒せるかという話になりました。全員対戦経験の無いキャラと、古水さんの強さは高い壁でした。
ポン:
ワンチャン頼みでSecretに行ってもらいましたが、キャラ対が仕上がっていて負けましたね。その後、俺の出番でしたが、対策の対策をされてました。完全敗北だった。
ゼウガル:
副将で俺が出ました。正直古水さんに勝てる自信が無かったので、後ろの順番で出ることになったんですよね。逆にやりたい事をやろうと思いました。あえて直2択を心がけました。古水さんはファジーが上手いので、本来なら当てるタイミングを変える為に、こちらは遅ライやフレームを消費する技を選んで戦うべきなんですけど、「あえて」の直2択で戦ってみると2本先取出来たんです。
ポン:
そこからの対応の早さが古水さんの凄いところだったよね。
ゼウガル:
そうそう。すぐ対応してきて、あっという間に2本取り返されちゃいました。しかも動画を見返したら、負け確定シーンがあって、古水さんが最大コンボを狙って珍しくミスしてくれたので、チェンジが出来て助かりました。
AO:
あれは普通のコンボで死んでたよね。
ゼウガル:
最後の読み合いは、1本目にジャックのパルスをガードされたら、古水さんが展開の早さ読みでライトゥーを置いて、俺が食らう場面があったんです。そこが最後の削り合いの部分でも、パルスを打ったら、ライトゥーを打ってくれたので、それ読みガードで勝つことが出来ました。
ポン:
アレは凄かった。
AO:
お前達、超覚えてるな~。
ゼウガル:
そこで次に出てきたノビさんに、一生アサルト打たれて瞬間で溶けました(笑)かなり大会の時間を巻いたと思います(笑)
AO:
あれは昨年の対策が完全に機能してる試合だったよね。強かった。そこで大将のqudans。なぜ大将だったかというと、あのチームのキャラクターがほとんど苦手だったそうで、中でもドラグノフのシャープナーをガードして、ダブルアッパーが確定反撃で入るの知らなくて来日してましたからね。
ポン:
鉄拳覇皇とはいえ、鉄拳6~TAG2の途中まで兵役だったから凄い対策不足だと言ってたね。
AO:
『FENG OK』の後に・・・
ポン:
『NO JACK』って言ってた(笑)
ゼウガル:
顔が凄く変わったから、完全に分かりやすかった(笑)
AO:
そこで俺達は逆に、大将qudansを置く戦術だったんですよ。
ゼウガル:
大将に置く事で、キャラ対策を自分の中で搾ってもらう戦術でしたね。
ポン:
ただ、俺達がふがいなかったので、3人も任せることに・・・。
ゼウガル:
ノビさんの壁コンボの瞬間終わった~って思いました。
ポン:
まさかあのミスで生き残ってからの、全まくりで勝つなんて。
AO:
qudansは、逆境の中にいても一人だけ顔が笑っていたんですよね。ハートが強いというかなんというか。間違いないのは、qudansからすると軍総杯以来の大舞台で、全力で楽しんでいるのが分かりましたね。この時は、その背中を押してあげるしかなかったです。
ポン:
本当に鉄拳を楽しんでるんだなーというのが分かりました。
AO:
qudansの彼女も鉄拳大好きで、バナパスの限定カードが韓国にはあんまり無いみたいなので凄く欲しがってました。リリのフィギュアなんてメチャ欲しそうにしてましたもん。
ゼウガル:
そうそう。微笑ましかったよね。
――鉄拳プレイヤーのコアファンなら誰もが知る「あの瞬間」を迎える訳ですが。
ゼウガル:
全員声を出せないぐらい絶望してました。だって壁コンボが入ったら負け確定だった訳ですから。
ポン:
俺達の今年のMASTERCUP.6が、終わったなーみたいな。
AO:
そうだね。あの時、諦めてなかったのはqudansだけでした。あの逆境の中、諦めずにチェンジクラッシュを押し続けてたんですよ。
ゼウガル:
それが凄いよね。普通諦めるでしょ。
ポン:
戦う姿勢を学びました。
AO:
あの後のシャープナーガードして、確定反撃のダブルアッパーをきっかけに流れが大きく変わりましたね。死亡確定からの、ノビの勝利は大きかったですね。
ポン:
あの後は完全に流れで、qudansが持って行きましたね。どれだけメンタルが前向きなんだと。
――MASTERCUP.7への意気込みをお願いします。
ポン:
今回は韓国の2人ではなく。加齢が帰ってきて、ダブルの加入と、若手日本代表チームの気持ちで挑みます。俺はダブルとの面識は無いけど、あいつのスタイルは大会で心強そうなので楽しみですね。
ゼウガル:
ダブルを誘ったのは俺なんですけど、以前MASTERCUP.3でダブルがワイルドカードを勝ってくれて、ベスト8まで「俺、ダブル、加齢、破壊王、げんきち」で進出した事があるので、想い入れが強いですね。
ポン:
とにかくコンディションに気をつけて、お互いにアドバイスをしながら、団結して勝ち上がっていきたいと思っています。
ゼウガル:
MASTERCUP.5はまさかの逆5タテ負け。MASTERCUP.6で優勝。だった訳ですが、勝ちたいチームで参加するので、前回優勝チームだからという奢りは無く、純粋に勝ちたいと思っています。
AO:
大会が終わって社会人になって、ゲームをする時間を作るのが大変になってきまして、現実の厳しさを知りました。でも、大会に向けて調子を上げていきたいと思っています。俺達もダブルも、MASTERCUPに賭ける想いは強いんですよ。他の大会とは比較になりませんね。MASTERCUP.5に決勝で負けた後、加齢との涙の約束があるので、まずは約束の場所に立つことを目標にして、全員鉄拳で勝って、優勝して約束を果たしたいと思っています。俺達が主人公という気持ちで、MASTERCUPのTAG2では勝って終止符を打ちます。
No.1 Specialist | ||||||||||||||
BE | AO | ポン | ゼウガル | 加齢 | ダブル | ||||||||||
夢を見続けた者だけが開ける扉がある。 |
後ろの方も試合観戦出来るように、筐体周辺は選手、観戦者も座っての観戦にご協力ください。
また、筐体や会場に複数ゴミ袋やゴミ箱を用意いたしますので、そちらに捨てるようにお願いします。
イベントの今後の継続にも左右いたしますので、モラル向上のご協力よろしくお願いします。
■大会概要
『MASTERCUP.7 TEKKEN 5ON5 TEAM BATTLE GP2014』
日時:2014年11月2日(日)7:30~
開催地:東京レジャーランドパレットタウン http://www.yamazakiya.co.jp/area/
住所:〒135-0064 東京都江東区青海1丁目3-8
タイトル:アーケード 鉄拳TAG2U
大会形式:5on5
実況・解説:ゲンヤ・ハメコ。
参加費:1チーム15,000円
エントリー:176チーム 880人