EVOに向け「タケ。・しゅうでぃ」は「EVO2016」に羽ばたく。タケ。は2015を振りかえる。しゅうでぃはEVO2014行く行く詐欺からの遂に参戦!世界に挑む意気込みを語ってもらった。
タケ:
鉄拳界最高峰のディフェンス力を持つブライアン使い。前作の鉄拳TAG2において、ノビ以外国内唯一の最高段位「真・鉄拳神」到達者。EVO2015 5位タイ。MASTERCUP.7準優勝。
しゅうでぃ:
膨大な知識量と暴力的な二択力という二面性を併せ持つ仁使い。MASTERCUP.6で韓国チーム四人抜きを果たし、チームを勝利に導いた。The King Of Iron Fist Tournament 2015 GRAND FINAL進出。
「ちょっとEVO行くの怖くなりましたよね。」
――タケ。はEvolution Championship Series(以下EVO)は去年に引き続き2年連続の参戦、しゅうでぃは急遽今年初参戦となります。しゅうでぃが参戦を決めた経緯などをお聞かせ下さい。
しゅうでぃ:
自分自身、TAG2が種目となっていたEVO2014から行きたいと思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかずに悩んでいました。EVO2015も同様に。 しかし、鉄拳7FRのお披露目イベントで、超美麗なグラフィックの中、新しいステージ(MISHIMA BUILDING)で闘うノビとときどさんを見て、「今まで夢見てたEVOという舞台で、こんなかっこいい新作を、いち早く大会の選手としてプレイできる」という最高の環境なら、言って損はないと、3度目の正直で決心しました。 KELOTCUPなど、大会運営の側にも最近配信周りでお手伝いさせてもらってる関係で、世界一の格闘ゲームの祭典はどんなもんなのか、という社会科見学要素もありますね。 何にせよ、とにかく楽しみで仕方ありません!
――タケ。は昨年、EVO2015で初参戦となりましたが、感想をお聞かせください。
タケ。:
予選を抜けるのは割と楽だったんですけど、むしろ出発便に乗るまでにアクシデントがあってやばかったんですよ。
――話には聞いています。ユウ、ノビとの3人の内、空港で何故かタケだけ屈強なセキュリティに止められて出発時間に遅れそうだったと(笑)。
タケ。:
そうなんですよ(笑)。「君ちょっと待って」みたいな感じで止められて。「なに!?俺なんも持ってねえよ!」みたいな。ユウさんとノビは気付かずに行っちゃうし、でも結局何も無いから「よし、行っていいぞ。」ってなんなんだよお前ら!!って(笑)。でユウさん達と合流したら「あんた何やってたのよ」とか言われるし。それでちょっとEVO行くの怖くなりましたよね。
――何が起こるか解らないと(笑)。
タケ。:
そうですね。大会の結果で言うと、そりゃあ悔しかったですよ。
「世界で自分を試してきます。」
――予選プールでは危なげなくという感じでしたか?
タケ。:
いや、実は同じプールに韓国のJDCRが居て。
――予選からJDCRと当たったんですか!?それは辛い組み合わせでしたね。
タケ。:
それでJDCRに負けちゃって、そこからルーザーズのトーナメントに行くわけですけど、壇上進出をかけた予選決勝の相手がダブルのロウだったんです。
しゅうでぃ:
そうだったね!タケのハチェットキックをガードしたダブルのロウが安い確定反撃を返しちゃって、直後にタケが打ったレイジアーツで勝ったんだよ。観てたよ。
――日本でダブルのロウとの戦績はどうだったんですか?
タケ。:
当時だと五分くらいだったんじゃないですかね?でもダブルの立ち回りっていうのは大体は予想がついたし。対戦してるとなんとなく相手の気持ちって分かるじゃないですか。「あ、こいつ緊張してるな」って。それが分かったから先に仕掛けられたってのはありますね。
しゅうでぃ:
そこで勝って壇上のベスト8にタケは行ったけど、立ちはだかったのは飛行機やら何やらで色々とお世話になったユウ氏っていうね(笑)。
タケ。:
そう。色んなもん手配してくれたユウさんには、まぁ申し訳ないんですけど、勝ちまして。でも結局は韓国のsaintに負けて5位って結果でした。
――あの日、saintは物凄く強かったですね。
タケ。:
強かった。でも、稼働してそんなに経たない鉄拳7っていうゲームで初めての大きい大会で、あの結果は…まぁ納得はしてないですけと、不満も無いかなって。しょうがないなって。でもね、今回は勝ちたいなってね。ほら、去年は韓国のkneeが別大会で来てなかったじゃないですか。けど今回は来るんでしょ?尚更勝ちたいと思います。
「結局どんなゲームになっても自分のスタイルは変わらないと思います。」
――タケ。は韓国勢に対する思いはかなり強いものがあると聞いていますが?
タケ。:
もちろん韓国勢のことは大好きなんですけど、もうね、デカい大会ではいっつもあいつらに邪魔されるんですよ。
しゅうでぃ:
邪魔って(笑)。
タケ。:
だからね、そこは越えなきゃいけない壁でもある訳じゃないですか。そこを乗り越えられたら自分の中で何か変われるのかなって思いますよ。ただいかんせん高いんだよなぁ壁。
しゅうでぃ:
韓国勢に対して尊敬の念とか抱いてたりするの?
タケ。:
いや、尊敬っていうか、対戦は別ですよね。そこは別です。ただ僕があいつらに勝つためには、イチからスタイルを変えていかないといけないのかなって思いますよ。大会でも野試合でも。僕みたいなスタイルは、彼らは慣れてると思うんで。避けて避けて、みたいな。
――タケ。は韓国トッププレイヤーの多くと近いスタイルなんですかね。
タケ。:
よく言われますよね。
しゅうでぃ:
要はアレだよね。相手に手を出させてそれを受けるっていう、受け手側のスタイルだよね。
タケ。:
ノビとかしゅうでぃさんとかとは真逆だよね。ただいかんせんね、一試合一試合時間がかかるんです。
――鉄拳7という攻めが強いゲームで「受け」を貫くというのは大変だと思います。鉄拳7稼働以後、プレイヤー達が命を賭して攻め型のスタイルに転向していく中で、タケ。はそれでも守って勝とうというところで、自分の芯を曲げずにこれまで戦ってきました。鉄拳7FRが稼働したら総体力が増えてたりと、鉄拳7に比べ守りが強いゲームになる可能性もあると思いますがどうでしょうか?仮にそうなれば自身に分があると思いますか?
タケ。:
結局どんなゲームになっても自分のスタイルは変わらないと思います。でも鉄拳7については、正直諦めてたみたいなところもあったんで。
しゅうでぃ:
良い意味で頑固なんですよね、タケ。は。
――ファジーガードなどの守りの技術を駆使して戦うプレイヤーは、鉄拳7においては結果に繋がり辛いと感じてはいました。
タケ。:
だからこそ、鉄拳7で、自分は守りに甘えてたんだなって思いましたよ。
――自分の守りに甘えてた、ですか。その発想はなかなか出てこないものだと思います。普通はゲームを否定する人が多いのでは。
タケ。:
僕も最初は思いましたよ。「なんだよこのゲーム!」って(笑)。「横移動できねーぞどうなってんだ!!」って(笑)。だから受け入れるにも時間はかかりましたよ。でもね、ある時からもうしょうがねーよなと。遅い決断でした(笑)。
――FRで総体力が多い事や横移動性能が上がっている事が、タケ。の追い風になれば良いですね。
しゅうでぃ:
引っ掛かるのは、レイジになるのが早いというところですよね。だから僕は、FRはTAG2みたいな戦い方をするゲームなのかもなって思いましたけどね。
――と言いますと?
しゅうでぃ:
最初に二択を仕掛けて、失敗してもすぐレイジだから「はいレイジ!いけいけ!」って攻める(笑)。体力が沢山ある内にリスクなんか平気で二択を仕掛けて、レイジになっちゃったらレイジドライブでまた二択を仕掛けるみたいな(笑)。そんなゲームかなって。でそんなことばっかやってたら、多分その内ルーザーズに居る(笑)。でもね、EVOもそれぐらいの気持ちで楽しんでいっても良いのかなって。公式賞金大会のグランドファイナルもそんな感じで楽しめたんで。
――確かに、稼働直後の鉄拳7FRで、下手に手をこまねいていると新技なんかで一気にやられる可能性もありますからね。
タケ。:
鉄拳7より体力を多く残した状態でレイジになったり、レイジドライブのその性能だったりは守り重視の人に不利なところですよね。
――そういったFRの攻め対守りという構図で見ても、EVOは楽しみですね。先程話題にも出ましたが、今年のEVOにはタケ。と同じくブライアン使いであり、韓国最強とされるkneeも参戦します。
タケ。:
kneeはね、もうね。
しゅうでぃ:
あれはね。凄いよね。
タケ。:
そりゃTAG2の頃も、7でも、散々参考にさせてもらってますよ。ただね、もちろんプレイスタイルとかは大好きなんですけど、なんて言うかなあ。言ったら僕、鉄拳で「この人すげえ!」とか、「憧れる!」みたいな事を感じた人って、一人しか居なくて。
――おお、それは興味深い話ですね。
タケ。:
それは、しょちゃんなんですよ。
――そのプレイング精度の高さから数多のプレイヤーを魅了してきた、あのしょちゃんですか!
タケ。:
鉄拳6の頃ですかね。渋谷のタイトーステーションにしょちゃんがよく来てたんですけど、僕はその時しょちゃんをまだ知らなくて。対戦してみると「なんだコイツ、クソつえーぞ」って。で連コインし続けるんですけどずっとボコられ続けました。あれはとにかく凄かったですね。僕もまだ高校生で赤段くらいだったんですけど。
――タケ。は鉄拳を始めたのはいつからですか?
タケ。:
でも中学生くらいからやってましたよ。鉄拳4かな。三軒茶屋のUFOで、垂れさんとかが面倒見てくれたりして。
――かなり鉄拳歴は長いんですね。しゅうでぃは鉄拳はいつから?
しゅうでぃ:
僕は鉄拳5DRくらいですね。横浜でやってました。6BRの頃は神奈川のコミュニティに属してまして。進学してから住居が近い事もあり、TAG2以降は巣鴨に居るようになりました。神奈川時代に面倒を見てくれたこうすけさんがnamco巣鴨店のスタッフだという事もありましたしね。
――namco巣鴨店はTAG2の頃からノビを中心に聖地として大いに盛り上がりました。現在の巣鴨の状況はどうですか?
しゅうでぃ:
TAG2の頃は、強い奴が集まる場所でした。現在は鉄拳7になり、プレイヤーの総人口が増えたからこそ平均的な技術レベルは低下して、ファジーガード等のシステムが簡略化されてきた中で、それでもストイックに鉄拳をやり込む場所は高円寺に移り、巣鴨は鉄拳が好きな人が集まるという場所になったのかなと思います。
――盛り上がっている場所が複数あるというのは大事だと思います。
しゅうでぃ:
そうですね。盛り上がり方もまたそれぞれで違うので。
「弦と加齢には、いずれお返ししなきゃです。」
――しゅうでぃは昨年のThe King Of Iron Fist TournamentはGRAND FINAL進出、ベスト8という結果を残しました。予選から追って話をお聞かせください。
しゅうでぃ:
まず、誘われた経緯からしっかり話したほうがよいかな。あのチームは、加齢くんからお声がけがかかり、実現しました。 「お互い院生だけど、ルール上オッケ―なの?」なんて話から入って、あと一人は?って聞いたときに、弦くんで。若いくせになんてしたたかな奴だろうと思いましたね(笑)乗った僕も僕ですが(笑) さすがに鉄拳ともなると、大阪予選、代表決定戦ともに、頼もしすぎるチームメイトでした。僕も壇上の試合では1試合くらい勝っておきたかったなー。
――GRAND FINALの感想をお願いします。
しゅうでぃ:
まさかの原田さんの神抽選により、AK君とも対戦できました。 未来ある若者と対戦できたこと、ホントにうれしかったです。「運も実力のうち」とここは大きく出ときますね。
――決勝トーナメントはノビと対決でした。
しゅうでぃ:
ノビとの試合は個人的にも惜しかったな、と。いつもミスらない奈落のコンボをミスしてしまって、大会だなぁってやりながら思ってました。あれ、大会後に調べた知ったのですが、ドラグノフだけ奈落からレイジアーツが直で入るんです。まぁ知ってりゃ知ってたで同時押しミスったりするんですかね?(笑)。ルーザーズで戦ったダブルも対応の早さが流石でした。こう聞くとすごいラインナップと対戦してるなぁ。嬉しい限りです。 結果はともあれ、あの最高の舞台で、自分のモットーである、「楽しく鉄拳する」が伝えられてよかったな、と思いました。 弦と加齢には、いずれお返ししなきゃです。
「絶対に豪鬼には負けたくないですね。」
――ではEVO2016について、それぞれの意気込みをお聞かせください。
しゅうでぃ:
せっかく行くので、個人的な目標としては壇上のベスト8を目指します。選手として出ると同時に、賞金大会グランドファイナルと同様楽しんで、何もかもを捨てて奈落を撃ちにいきます(笑)。勝てなきゃ帰るだけだし、楽しんでて気付いたら壇上に居たっていういつものスタイルでいけたらいいなと思ってます。
タケ。:
僕は去年よりも良い成績は残したいと。でも他に譲れないものがあります。絶対に豪鬼には負けたくないですね。言ったら僕、豪鬼参戦は反対派ですから。なんで違うゲームのキャラ出してんのよ!絶対平八のがつえーから!ってね。まぁ、平八使わないんですけど。だから、豪鬼と当たる試合は必ず勝ちたいと思います。
MASTERCUPは、世界初鉄拳オンリーEVO2016公式パブリックビューイングを福岡で開催!
「Evolution Championship Series 2016 (以下EVO 2016)」で開催される鉄拳7FR大会を、鉄拳好きな皆で集まり視聴や応援。これから始める初心者からヘビーユーザーまで大歓迎う!また、鉄拳7FR(AC)・家庭用鉄拳をプレイしながら飲食物、お酒でワイワイ楽しもう!EVO2016 鉄拳7FR FINAL(決勝トーナメント)を日本時間7月16日23時~17日12時頃までがイベント開催時間となります。
今年の熱い夏フェス「MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV」で思い出を一緒に作りましょう!
MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV
[日時] 2016年7月16日(土)「EVO2016 鉄拳7FR最終日」23時~翌日12時(EVO 鉄拳7FR中継が終わるまで実施)
[会場] カフェ・マノンレスコー http://www.cafemanonlescaut.com/
[住所] 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目8-36日光ビル1F
[設置ゲーム] アーケード 鉄拳7FR・家庭用 鉄拳シリーズ
[公式MC・実況・解説] ゲンヤ
[入場料] 2,000円
[内容] EVO2016鉄拳7FR配信中継視聴会。その他参加者のゲーム機等の持ち込み、自由に遊ぶことが可能。(要:事前申請)
[参加] 事前エントリーで30名
[飲食] 持ち込み不可・カフェ・マノンレスコーのメニュー&特別メニューでお楽しみください。
[スケジュール]
23:00 イベント入場開始・・・入場受付、鉄拳7FR等ゲームプレイング配信開始
01:00 EVO2016鉄拳7FR配信時以外、対戦会・ミニ大会・企画配信
07:00 未成年プレイヤー参加可能会場時間
12:00頃 「EVO2016 鉄拳7FR」終了まで
※イベント開催時の厳守する注意事項
・18歳未満の方は、7月17日朝6時以降のみご入場可能とさせていただきます。
・一度入場すれば、入退場は自由。
・会場内は撮影及び配信が行われます。その際に撮影したものは告知・報告の為に公開されますのでご了承ください。
・会場内で起きた盗難・事故について主催者側は責任を負いかねます。お手回り品及び体調の管理にはくれぐれもご注意下さい。
・近隣の方のご迷惑となりますので、会場周辺にたむろする行為はご遠慮ください。
・会場稼働「鉄拳7FR」の1セット2台でフリープレイイベントモード。順番厳守でオフラインノーカードの対戦会となります。
・家庭用ゲーム機&鉄拳ソフト持ち込み自由(事前に必ずご連絡下さい)お持ち込みの場合、全員に開放することを条件となります。
・飲食持ち込み不可です。ご注意ください。
7・16『MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV』は、福岡の天神 親不孝通りで、3月にリニュアルオープンした『カフェ マノン・レスコー×MASTERCUP』で開催される。会場はラグジュアリーな内装、装飾で彩られた夢空間。
鉄拳7FRに特化したパブリックビューイングは、これまでのEVO PVとは違い新境地を開拓する「鉄拳プレイヤーによる、鉄拳プレイヤーの為のEVOパブリックビューイング」を鉄拳プレイヤーと共に開催致します!
新作 鉄拳7FR(AC)をきっかけに新たに始めたい方にも、様々な準備をしておりますので、是非気軽にご参加をお待ちしております!
親不孝通り沿いのビル1F、内装にこだわったカフェで落ち着いたひとときを過ごせます。カフェにはパウダールームも完備しているので、お出かけ前の暇つぶしやお化粧直し、お着替えにもオススメです。貸し切りイベントや、コスプレ、写真撮影も大歓迎♪ふつうのカフェとは少し違う楽しさもぜひ味わってください。
ゲームメーカーが運営するカフェということもあり、Webで動画配信や生放送ができるスタジオが併設されています。スタジオではゲーム実況をメインにサブカルチャーを楽しむコンテンツをニコニコチャンネル「マノンch」で配信中。実況や配信に興味がある方のお手伝いもしているので、店員に気軽に声をかけてくださいね。
カフェ マノン・レスコー
〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目8-36日光ビル 1F
「STUDIO-蓮はMASTERCUPと鉄拳ファンを応援しています」
STUDIO-蓮は、11月22日開催の世界最高峰鉄拳5on5イベント「MASTERCUP.8」に別注verをMASTERCUP優勝チームに「優勝トロフィー」として贈呈された!