MASTERCUP.1ではパンダを操り見事自ら優勝を勝ち取り、MASTERCUP.2で 連覇を果たした。 今大会で3連覇に挑む玉ちゃんに大阪の鉄拳事情や 意気込みを語ってもらった。
■「自分ではさらに強くなった実感があります。」
──過去様々な5ON5の大会に参加されたと思いますが5ON5の魅力は何だと思いますか。
今までマスター富山杯とマタドール杯に参加しました。人数多い分結束力が必要ですしチーム力に左右されますね。3on3や5on5の方が責任感が強いからいい意味で緊張しますね。対戦中は相手をどれだけ見切れるかってのを意識してます。3ラウンド中1本目はイケイケで攻めて相手を見てからその後人読み対策していきますね。いざという時には弱点をついたり相手の癖を読んだり技を置くスタイルで戦っています。あと絶対に必要なのが集中力ですね。5on5では2連敗してしまうとチームの勢いが無くなってしまいますし自分に順番が回ってきた時は割と大事にしています。
──大阪の鉄拳事情を教えてください。
若手で強いプレイヤーが出てきませんね。ミヤタにはもっと強なってもらいたいです。その後の年齢で言えばキャモメや2代目メンストリュウやにっしんや猛ダメ打ってのはいますけどね。負けん気が強い奴がいないですね。対戦しましょうって言って来てくる奴なんかいないですし。若手は俺との段位戦って嫌々やる感じなんですよ(笑)他地域から強いプレイヤーがモンテに来てくれるってのも大歓迎ですね。若い芽は完全に摘むようにはしているんです(笑)でもその若い芽を摘んでも摘んでも頑張って生えてくる奴が欲しいです。俺は鉄拳5.0後期からゲーセン通いを再開したのですが最初は明大前モンテカルロへ行った時は2P側を占領していた常連の強いプレイヤーからボコボコにやられてましたね。余談ですけど昔ストリートファイターZERO3をやり込んでいた時にガチっていたメンストリュウがメチャクチャ鉄拳強かったのには最初驚きましたね。鉄拳やってる事も知らなかったですし強かったんだなって(笑)他ゲー勢だったんですよ。最初は俺より強いプレイヤーは絶対に殺すって気持ちで鉄拳をやり込んでいきました。最近三十路を迎えたのですが自分ではさらに強くなった実感があります。昔よりやってる量は減ってきましたけどね。三十路の誕生日に「おみそ」ってリングネーム変えてみたんですよ。本名から取ってる玉ちゃんが定着し過ぎていて誰も「おみそさん」って呼んでくれませんが(笑)
──世間では三十路を迎える頃から反応が落ちるとよく言われますがいかがでしょうか。
第2回マスター富山杯決勝戦の前で来年は鉄拳やれてるか分かりませんって言っていたのですが何だかんだで時間が出来て思っていたよりは鉄拳出来ているので続けていますね。俺が三十路を迎えて強くなったのか周りが弱くなったのかはハッキリしませんが負けなくなりましたね。ただ反応が良くなって伸びた気がします。あと相手にどれだけ嫌がらせを出来るかっていうのを覚えましたね。はっきり言ってこれが楽しい。間違いなく昨年よりさらに進化しています。
──大阪鉄拳の強さとは何でしょうか。
総合的に勝負強さがあるんだと思います。大阪はメンストリュウが持つ訳が分からないくらい凄い当て感に皆が感化されていますからね。大阪勢が一番強いのは独自の当て感の強さいわゆる「匂い」が確立されているんだと思います。「匂う力」が強さの秘訣なのではないでしょうか。
──BRでジャックにキャラチェンジされていますが。
今作は見ていてもどのキャラも同じ動きや攻めをしているように感じますね。ハイキックや生ローとか。今回最初ボブでやっていたんですがコマテクの無さがヤバくて辞めました。今作はジャック6が相当強いと思いました。ジャックといえば昔鉄拳3ではじゃくら~さんに色々勉強させてもらいましたね。同じ三十路を越えて頑張ってる勢としては共感が持てます。
──ライバル視しているプレイヤーはいらっしゃいますか。
特にはいませんがやるからには誰にも負けたくないです。俺は自身負けず嫌いですね。
──マスター富山に一言お願いします。
今はもう熊使ってないんですけど熊を使ってマスター富山杯を優勝したかったですね。熊でも戦えるんだぞって所を見せたかったですね。でももう無理です。スミマセン(笑)