MASTERCUP.1,2と連覇したブリブリ丸インタビュー。前回自ら優勝を決めた彼は再びミスターMASTERCUPとして3連覇に挑む。 その意気込みを語ってもらった。
■「レイジが無くても捲ってやるわと思ってます。」
──第1回マスター富山杯に続き第2回マスター富山杯の優勝おめでとうございます。2大会続けて参加した上で5ON5にはどういった印象がありますか。
5対5ということで強いチームがしっかり勝ち残る事や、1人1人の強さがホンマに大事になるのが魅力的ですね。
──ホームである明大前モンテカルロや関西の鉄拳事情はいかがでしょうか。
今はDRの時ほど盛り上がりはありませんね。昔だと2P側の全台に常連が陣取っていて盛り上がってました。
最近は皆が地元のゲーセンで雑魚狩りして楽しむみたいになっています。大阪といえばやっぱりモンテなんで集まってほしいですね。
夜遅くまで段位戦が出来ないのが結構デカイです。あとやり込みが報われにくくなったのも大きいかな。
──やり込みが報われにくいとは?
コンボ1つにしても昔は練習しないとタイミングが難しかったり簡単には出来なかったのに、今は教科書を見ながら誰でも出来るようになっていますよね。誰でもワンチャンスがあれば勝ててしまう所がやり込んできた者としては少し寂しいかなと。レイジが無くても捲ってやるわと思ってます。新規層の取り込みには成功してますが、もう少しやり込んだ人が報われるようになっていくと嬉しいですね。
──関西で注目の新規参入者や若手プレイヤーはいますか。
いないですね。DRの頃に強かった奴等が今でも強いです。キャラに頼ったり甘えたりしていますし、シビアなゲーム性ではないので人が育っていないように思えます。口ばっかりで負けず嫌いな奴がいなくなりました。段位戦も早く切り上げてしまうし、負けても段位関係なく対戦したいと言うようなプレイヤーがいなくなってしまいました。関東では強いプレイヤーが出てきていると聞ききますし羨ましいですね。関西にも若手で猛ダメ打(*1)ってプレイヤーが昔いたんですがね。
──第2回マスター富山杯に参加していましたね。
今年に入って学業に専念しているようで鉄拳はあまりやってませんが、将来的に関西のトッププレイヤーになるだろうなと思っていました。センスもあってこいつは育つなと思って一番期待してましたし可愛がっていたんでね。復活してほしいです。
■「俺等が出る大会で他のチームが優勝する事はありえへんという気持ちで出ます。」
──強くあり続けるためには何を意識していますか。
対戦で負けたら次は絶対に勝ちたいという「究極の負けず嫌い」ですね。あと俺的にはやはりメンストリュウ(*2)が最強だと思ってるんです。そのメンストリュウに鉄拳を教えてもらった俺が勝てば、周りはやっぱりメンストリュウは凄いんだなと証明できるという想いが強いですね。よくモンテに行きたいです、対戦したいですって言う奴は多いですが言うてもどいつも口ばっかりです。最近は貪欲な奴が減りましたね。昔は俺なんかは強くなりたいので3週連続名古屋に遠征行ったりしてました。俺はたかがゲームですがやるからには1番を目指したい。強い奴が出てきて欲しいですね。
──プレイヤー名の由来をお願いします。
鉄拳5でカードを作る時に誘ってきたメンストチン(*3)が「カルロス今日何番?」って適当な名前にしていて、俺もどんな名前をつけた奴に負けたら悔しいかなって考えました。クレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもんというキャラから考えて、「ブリブリ丸ですか?」にしてみたら妙に印象深くて変えれなくなりました(笑)
──昨年は尚王(*4)がライバル視しているプレイヤーという事でしたが、今年はどうですか。
BRになってからはいないですねー。関東勢とはまだやってないのでライバル視出来ないのですが対戦したい相手としては尚王、けいおー(*5)、ノビ(*6)、ゆう♪(*7)ですね。闘劇はお祭りなので東京に行って対戦したいです。尚王に今年は8時間耐久(*8)は無しにして5本先取で早く切り上げて飲みに行こうってお互い電話で話しました(笑)
──関東の鉄拳と関西の鉄拳に違いがあるとすればどういったところでしょうか。
大きく分けるとすれば、関東は守りが主体のセオリー重視、関西は攻めが主体の野生的鉄拳といったところでしょうか。関西の野生的鉄拳はメンストリュウの教えだと思います。あと関西人の性格ですかね。歩くスピードもどこよりも早いみたいにね。
──今年も仕事で参加が危ういマスター富山に一言お願いします。
ほんまにおちょくってますね~(笑)まぁ変わりに米を用意してくれたら大丈夫なんでよろしくお願いします。
──第3回のマスター富山杯に向けての意気込みをお願いします。
3連覇は間違いないです。俺等が出る大会で他のチームが優勝する事はありえへんという気持ちで出ます。
*1 大阪を代表する若手のワン使い、闘劇08本戦に出場。現在は学業に本腰を入れている。
*2 大阪のカリスマ平八使い、攻めに特化したスタイルで多くの人を魅了した。第2回マスター富山杯で限定復帰し見事優勝した。
*3 大阪のブライアン使い、闘劇08本戦に出場。勢いのある口プレイに定評がある。
*4 新宿のロウ使い、土壇場の勝負強さやコンボ精度にもに定評がある。
*5 新宿のスティーブ使い、無駄な動きを完全に削ぎ落としたプレイスタイルで関東最強の呼び声も高いが大会への参加は消極的。
*6 巣鴨のドラグノフ使い、鉄拳6無印から頭角を現し新世代最強プレイヤーに挙げるプレイヤーが多い。闘劇09本戦出場予定。
*7 新宿のアンナ使い。闘劇08準優勝。大会の勝負強さに定評がある。闘劇09本戦出場予定。
*8 闘劇08直前に新宿のジョイボックスにてブリブリ丸対尚王は8時間に渡る鉄拳王戦を繰り広げた。