鉄拳界には欠かせない元祖鉄拳神・垂れ乳氏インタビュー。 鉄拳神からみた5on5大会・マスター富山杯とは・・・。
■「俺の中では「ガチにならなくてもいい大会」。」
──今年の闘劇の感想お聞かせください
とりあえず壇上まで行けなくてごめんなさい……かな。鉄拳6はゲーム性は華があるんだけど、プレイヤー的に華がある奴って少ないから俺が壇上に行って……なんだろう、暴れたかった!(笑)使用人口の少ないザフィーナで壇上まで上がるだけでも盛り上がると思ったんだけどね・・ちょっとふがいなかったね。
──鉄拳6初の5ON5が富山で催されることについて。
そもそもなんで「最初」なのかってことを考えると、こういうイベントって絶対店側が赤字になっちゃうんだよね。だから単純に・・この大会の存在は「ありがたい」って思う。だからちょっと遠いけど俺も参加するし、みんなも頑張ってでも来てほしいと思ってる。
──前回の感想を聞かせてください。
前回は大会の内容もそうだったけど、何より実際の店内の気温がアツかったよね。店内が汗臭くてやばくて、マスター富山杯って臭いんだ・・・みたいな印象になりそうだった。今年はどうなるんだろ。あと失礼だけど、俺の中では「ガチにならなくてもいい大会」っていう位置づけがマスター富山杯にはあって……。俺って大会は勝利至上主義だから基本的に強い奴としか組まないんだけど、マスター富山杯だけは負けても楽しめればいいや、ってスタンスで、いつもと違う気持ちとメンバーで臨めるのがかなり気持ちいい。
──注目しているプレイヤーは?
愛の戦士タケヤマ(*1)。最近、彼女ができてまじでタケヤマが強すぎる。こないだの8月末のダイパンダ杯が初デートだったくさいんだけど、いつもわりと無表情なタケヤマが終始笑顔が絶えなくてムカついたもん(笑)。しかも何が憎たらしいって、鉄拳が強くなっててさ、、、愛のパワーって本当にあるんだなって感じざるを得なかった(笑)あとは同じくダイパンダ杯で活躍してたゆうくン♪(*2)(以下おんぷ)。おんぷの勝負強さが最近仕上がってきてるからおんぷには注目だね。アンナと大会の相性はかなりいいしね!
■「大将は4人分のライフを背負うもんだから、「ハートの強い奴」が結果を残してる場合が多いよね。」
──5ON5の醍醐味とは?
大将のプレッシャーが半端じゃないのが楽しい!(笑)単純に3ONだと2人で、5ONだと4人仲間がいるわけだから背負うプレッシャーの大きさが全然違うんだよね。大将は4人分のライフを背負うもんだから、「ハートの強い奴」が結果を残してる場合が多いよね。でも俺はそんな「強心臓」が間違ったベクトルに最近向かってて、「なんで大将なのにそんな捨てゲーが出来るの?」って動きをするようになってきた。闘劇のおんぷとの試合もそうだったけど、俺はマジで勝ちに行ってる結果なんだけどね。俺は全力ぶっぱーずでは大将か副将になるだろうから大会では俺に注目だ!
──ライバル視しているプレイヤーは?
闘劇で負けたおんぷとダイパンダ杯で2敗した二代目メンストリュウ。俺ってライバル視しているプレイヤーには硬くなっちゃうんだよね、基本的に相手のことを舐めてかかって対戦してる節があるんだけど、ライバル視している奴には「強い」って認識があるからいつもどおりの動きができなくなっちゃうんだ。これが敗因かな。気持ちの持ちようって言うのかな・・今度はうまく調節して勝ちたい。あとライバル視とは少し違うけど、全力ぶっぱーズの2軍は個人的に注目してる。
負けられない戦いがそこにはある(笑)
──マスター富山に向けて一言
とりあえず対戦したいかな・・クマ限定コンボ入れたい(笑)マスター富山は奥さんに内緒で鉄拳やってるんでしょ?マスター杯はこれからも続くんでしょ? だったら奥さんに理解を求めなきゃ駄目だと思うんだ。だから会場には遅かれ早かれ連れてくることになるんだろうから早めにみんなに紹介したほうがいいよ!
──参加者に向けて一言
ダイパンダ杯でも感じたんだけど・・自分が強かろうが、弱かろうが関係無しに大会でファインプレーをした人には最大の賛辞をあげてほしい。あとは上級者こそ社交的であってほしい。積極的に話し掛けて友達をたくさん増やしてほしい。あの時のあのプレイ凄かったですね、みたいな感じで直接その人に褒めに行ってあげてほしい。誰だろうとそんなこと言われたらみんな喜ぶんだからさ。大会でみんなせっかく顔を合わせてコミュニケーションが取れる環境があるわけだからちょっと手を伸ばして「生の会話」をしてほしいかな。自分の使ってるキャラを使っている人が居るならなおさら。その人が自分より段位の低い人であろうとね。そうすればみんな笑顔で大会終われるはずだよ。
*1 関東の強豪プレイヤー、闘劇04鉄拳4優勝、闘劇07鉄拳DR準優勝など数多くの大会で結果を残している。
*2 関東のアンナ使い、鉄拳6から頭角を現した関東の若手プレイヤー。大会の勝負強さに定評があり闘劇08でも破竹の勢いで優勝候補を次々と撃破した。