直前に迫ったMASTERCUP.5に向けて緊急座談会を企画、都内某所にて「セレムラコーポレーション」を招きMASTERCUP.5の見所、楽しみ方などを語ってもらった。
■「価値のある大会になっちゃってるから、その中でも「優勝」って履歴が入るだけでだいぶ違うと思うよ。」
――MASTERCUP.5直前緊急企画という事で、本日は直前に控えたMATERCUP.5をより楽しむ為に、主催者の独断でセレムラコーポレーション皆さんに集まっていただきました。都内初開催ということもあり初めて参加するプレイヤーに向けて、「MATERCUPはこう楽しむんだ!」といった感じに魅力を語っていただけたらと思います。
皆さんよろしくお願いします!
ノブ:毎回のことだけど全国からプレイヤーが集まるから同窓会的な要素が強いよね、今回は特に懐かしいプレイヤーが沢山参加してるのが楽しみだよね。
ハマハー:なんか参加チーム数えらいことになってるね。
ジンペー:130チームぐらいだっけ?
――125チームですね。
ジンペー:125?少ない少ない!
――少ないですか!
ハマハー:さっき一緒に飯食ってる時「チーム数多すぎじゃね?」って言ってたよ(笑)。
ノブ:その中でも4チーム参加させたムラさん(セレムラ)に意気込みを語ってもらうべきでしょ。全国最多出場でしょ。
――まさかりEPも非常にありがたいと感謝の辞を述べていましたよ!
ハマハー:とりあえず今回4チームも集めた経緯を聞きたいですよね。
セレムラ:うちのチームって結構それなりに人数だけはいるからね、だったらみんな出したいなっていうのと、あとはやっぱりMASTERCUPを盛り上げたいってところですかね(笑)。
ハマハー:質問に答えるだけで照れすぎじゃないですかね(笑)。まぁ身内でこうやって集まる機会もなかなか無いしね。
セレムラ:そうそう!お祭りだから!同窓会だからね!参加人数は多いほうがいいよ!あとはうちのチームの次世代の若い子たちがこういう大きなイベントに出たっていう経験を詰んで欲しいってのはあるかな。
ハマハー:あとやっぱ自分が1番楽しみたいんでしょ?
セレムラ:そうだね(笑)。だってその1週間後に子供が生まれるからさ。
――本当ですか!おめでとうございます!(※2013年02月02日に第1子が無事誕生!おめでとうござます!)
セレムラ:だから最後に1チームでも多く…俺の名前を残すと。
一同:(笑)。
ハマハー:だから今回でチームを解散するみたいなことになってるけど…。
ジンペー:させないけどね。
ハマハー:まぁするならするでいいけど、節目ですよね。だって嫌じゃん、いつもやってる人がやらなくなったら俺らモチベさがるでしょ。
ジンペー:俺は上がるよ、やった!いなくなった!みたいな。
ハマハー:あれ?関係ねえな(笑)。まぁ最後ってのはあるから、そうじゃないと俺とかは自分から大会に出ることは無いですよ。
――全国的なアーケードの稼動状況から、運営チームは参加チーム数に陰りが見えるのではと予想していたのですが予想を大きく超える125チームが集まりました。まずはこの数字に対する皆さんの率直な感想を聞かせてください。
ジンペー:リアルな話うぜーと思ったよ(笑)。多すぎる!うちとノビのところだけでいいよ!
セレムラ:だからもう123チーム分、俺が持つからさ。
ハマハー:買収すんの?(笑)。
ジンペー:まぁまじめな話凄いよね、バーチャのあれ…ビートラっていくつだっけ?
――2012年大会で144だそうです。
ジンペー:負けてんじゃねえか!
ハマハー:まぁ比較対象にするもんじゃないでしょ、何であれだけ集まるかってそれしか集まれる機会がないからなんだよね、ゲームを否定するわけじゃないんだけど俺もやってたからさ。あのゲーム1回やった人はなかなか辞めないよ。
ノブ:実際こんなに集まるとは思わなかったよ、俺は400人くらいになると思ったんだけどね。
ハマハー:俺はリアルな話開催地変わってるし200人くらいになると思ってた。
セレムラ:地味に大阪からいっぱい来てるよね。
――大阪は確かにかなり多いですね。48名、全体でいうと3番目に多い地域です。
ハマハー:まぁこれだけ人数が集まるとプロ目指してる奴いるじゃん?AOとかぺこすとか、そいつらかすると今回の実績が直接繋がるうんぬんじゃなくて「鉄拳の履歴書」に書けるよね、はっきり言って闘劇とかより価値のある大会になっちゃってるから、その中でも「優勝」って履歴が入るだけでだいぶ違うと思うよ。
ノブ:確かにそうだね。
ハマハー:そう考えると今回の大会はプロ目指してるやつにとって今回の結果は本当に重要だよね、比較対象にしていいのかわからないけど現にノビってWCGだっけ?
ノブ:WCGだね、優勝してからだいぶ扱いが変わったって聞くね。
ハマハー:でもそれって世界規模って言っても全世界のプレイヤーから選りすぐってやったってわけじゃないと思うんだよね、単純に絶対的な参加数で言ったら今回のMASTERCUPって相当でかいでしょ?そう考えたらEVOとかWCGに匹敵する、もしくはそれ以上の価値があるはずだからスポンサーの食いつきなんかも絶対違ってくるでしょ。
ノブ:そうだね、仕事受けがいいのは間違いないね。
ハマハー:だって世界一野試合が強い奴と世界一の大会で勝てる奴がいたら、プロとして求められるのは後者だからね。
――参加チームが増える一方、毎年コアなプレイヤーが増え、気軽に参加し辛いといったという意見が届くようになりました。
ノブ:え?そうなの?今回って逆に増えてるんじゃないの?
ジンペー:あれが居なくない?ほら、家鉄勢。
――居ないということは無いんですが全体の割合からするとかなり少ないと言えると思います。
ハマハー:これはちょっと否定的な意見になっちゃうかもしれないんだけど、今回のこの数字ってまずいというかアーケードの先細りを示唆してるようなもんで、これが最後だと思ってる人が多い気がしてならないんだよね、この集まり方に加えて、これから先声かけて来てくれるはずのない人とかも今回来てるから終わりを象徴してるように見えちゃうんだよね。
セレムラ:まぁそういう奴は毎回最後って言ってる気がするけどね(笑)。
ハマハー:現に考えてみてこれ以上の人数をMASTERCUPが集められるかと言ったら、アーケードの過疎に伴ってオンラインも過疎ってくるはずだから、次回130チーム140チーム集められるかと言ったら不可能だと思うんだよね。
――確かにこれがMAXと考えても仕方の無い数字だとは思いますね、しかし2年前3年前も同じ事を思ったりもしましたし、ここに関してはいい意味で期待を裏切って欲しいところです。
セレムラ:でもこういうゲームだからこそ人が集まるんじゃないかな、昔の鉄拳5DRとかぶっちゃけ絶対勝てない奴は勝てないじゃん?だけど鉄拳TAG2に関してはワンチャンがあると思うんだよね、だからみんな出ようかなって思えるんじゃないかなっていうか俺がそうなんだよね。正直DRのころなんてまず出ようと思わなかったもん。
ジンペー:俺は常に出てますよ!参加することに意義がある!俺凄い出てますよ、昔から。
セレムラ:それはペーさんの歴史があるからさ(笑)。
ノブ:確かにワンチャンスがあるって意味では参加しやすいゲームになってるかもね。
――やはり運営としては参加者間のレベルを意識せずにより沢山の人に参加して欲しいという気持ちがあるのですが…。
ハマハー:無理でしょ、どんな大会に限らず強いプレイヤーにスポットライトが当たるよう、目立たせるようになってるからね。ユウ君が初心者講座とかノビがインストラクターとして教えてるみたいだけど、もっと大々的な形でライト層を取り込むイベントをやってるわけじゃないし、そもそも強いプレイヤーがライト層を本気で強くしようとしてるようには見えないし、最終的にはやっぱり強いプレイヤーが勝たないと面白いと思わないだろうしね。だからといってそういう奴らがのびのびできる環境を与えないわけには…。
ノブ:まぁ難しいね。結局強い人が勝つほうが見てる側としては面白いわけだからね。
――両立は難しいにしてもうまく間が取れればいいと思うんですが…。
ハマハー:無理にライト層に迎合するよりもMASTERCUPに関してはどんどん強いプレイヤーに注目するほうがいいと思いますよ。結局のところ強さを求めて凌ぎあってっていうほうが面白いんじゃないかな。だからMASTERCUPは今後「強いプレイヤーが集まる大会」って方向に趣旨を向けて欲しいかな。
ノブ:そのかわりMASTERCUPがそうやってやる以上、ナムコがライト層を育てるイベントとか大会があればいいんだけどね。
セレムラ:MASTERCUP単体でシーン全体の成長は難しいかもね。
ジンペー:MASTERCUPは強さに特化した中でも祭的な要素を見出せるところがいいところだと思うんだよね。
ハマハー:そう!なかなか無いですからねこういうイベントって。懐古になっちゃうかもだけど軍総杯の最終系に近いかもしれないね、いまとなっては。
ジンペー:だからまぁこのまま突き詰めればいいんじゃないの?
ハマハー:まぁ運営者がある程度ミーハーじゃないと面白い大会って作れないと思いますよ。実際祭とはいえ最終的には強いところがぶつかるようになるわけじゃないですか。
ノブ:そうそう、そこにいけるようになれればって思えるようになればいいわけだしね。
■「会場で真剣勝負が見れるのが一番の売りなんじゃないかな。」
――今回はじめて参加するプレイヤーも多く居ます。そこでみなさんなりのMASTERCUPの楽しみ方などあれば教えてください。
ジンペー:酒飲みながら鉄拳やってみれば楽しいよ。
――いや…その毎回やってますみたいな感じはまずいというか一応前回まで会場での飲酒は禁止だったので…。ただ今回は会場でお酒が飲めるのも一つの売りですよね(汗)。
ハマハー:チーム毎の目標設定とかでしょ?
ノブ:古水みたいなコロっと負ける有名プレイヤーを倒して、日記で「古水さんに勝ちました!」とか報告すればいいんじゃないかな!
じんぺー:古水狙っときゃいいんだよ。
ハマハー:まぁ単純にモニターとか動画でしか普段見れないプレイヤーを生で見れるってのは面白いんじゃないですかね。
ノブ:昔はマックスまで行って当事の有名プレイヤーに乱入したもんだよ。
じんぺー:とりあえず「バッタ」になれってことだな。
ノブ:そうそう、相手は勝たなきゃいけないってプレッシャーを勝手に背負っててそれに対して自分はのびのびできるはずだからその時点で有利なんだしね。
ハマハー:実際に強いプレイヤーを倒すってなると、強いプレイヤーとそうでないプレイヤーって決定的に違うのは択をかける回数だから、とにかく手を出すことですかね。まぁ偉そうなこと言っちゃうとこのゲーム今圧倒的に強いプレイヤーって居ないからどうにかなるんじゃないですかね。やれノビが強い、りょうが強いって言いますけどポロっと負けますからね。
ノブ:うちのチームでいうとぷーとかいう奴があまりに大会に弱すぎるからどうにかしないと(笑)。九州の大会だと獣段以下には負け越して、拳段には勝てなかったからね!拳王様のぷーでも大会だとこんなに弱くなるんですってのはみんなに知って欲しいよ(笑)。
じんぺー:俺は家庭用プレイヤーが楽しみかな。オンラインに俺らの知らないつえーやつがいっぱい居るって話だからね。どんな事やるのかは気になるよね。
セレムラ:地方と都内の差がなくなったっていうから家庭用との差が無ければ…。
ノブ:無くなったは無いなー!ゲームが難しくなった分このゲームになって逆に広がったと思うよ。
ハマハー:今はもう東京一強だね、正直地方との差はでかすぎると思うよ。見てる分しか答えられないけど根本的な質が違くなっちゃってきてる。
――なるほど、今回は久々に韓国勢も参加しますが、日韓の差はどうなってると思いますか?
ハマハー:りょうが言ってたけど絶対数が違いすぎるから韓国勢の優勝はマジで絶望的かもしれないね、数を含めた戦力の差が圧倒的すぎる。
ノブ:今回はナスレバーが使えるとは言えね…。
じんぺー:といっても油断してると上がってくるかもしれないしね。
セレムラ:ナスレバーだったら結構強いんじゃないの?
ハマハー:なんだかんだ強いのは間違いないですね、りょうとかどっちが強いのか見てみたいけどね。
――そろそろ締めの質問に入らせてもらいます。参加チームにする質問ではないのかもしれませんがズバリ!優勝はどのチームになると思いますか?
ノブ:まぁうちらのチーム以外(笑)。
ハマハー:うちらが優勝する条件ってまず俺が確変に入らなきゃいけないんでしょ?
ノブ:そうそうそう(笑)。
ハマハー:確変入れた後何連荘もさせなきゃいけないんでしょ?ぶっちゃけかなりきついよね(笑)。
じんぺー:どこだろうなー、俺は結局はノビのところに勝ってもらいたいけどね。
ハマハー:真面目な予想すると、俺としてはりょうがかわいいんでりょうのところに勝って欲しいんだけどこの業界の未来を考えるならノビが勝つべきだと思いますよ。
セレムラ:勝つべき?なの?
ハマハー:まぁ俺たちが当たったら全力でぶっ殺しにいきますけど…ノビ、ユウ、ショウ、まんば、ぺこす…ある程度強いメンバーを揃えてるしね。
ノブ:「大会用」のメンバーを揃えてるしね。
じんぺー:勝ちにきてるよね。
ハマハー:まぁあのチームのキーマンは誰がなんと言おうとノビだと思いますよ。
ノブ:みんな大会強いしね、ぺこすとかまんばとか、特にまんばの声出しはやばい、じんぺーさんクラスだよ(笑)。
ハマハー:優勝に1番近いチームは間違いなくノビのところ、でも1番強いところはりょうのところって俺は思う。りょうのところはまぁぶぅさん以外ちょっと大会に強い感じがしないしりょうもどこかで確変に入れないと厳しいかなって気がしますね。
じんぺー:このゲーム三島で永遠に勝ち続けるのはきついなー。
ハマハー:それを危惧してりょうには1キャラ三島じゃないキャラを使って欲しかったんですけどね。
じんぺー:あとはまぁあれだよ!ゼクス!
――懐かしのレジェンドプレイヤーが沢山出場してるのも今回の見所ですね!
ハマハー:まぁ見所で言えばほかにもいっぱいあると思いますけど、まぁ一番はノビが優勝できるかでしょ。
じんぺー:俺が注目するのはゼクスだけだよ、ゼクスを見ろ!あいつの緊張して羅刹門が前右パンチになるのを見てやってくれ!
セレムラ:でもやっぱ注目となると…。
ハマハー:やっぱノビとりょうですよ、ノビがこれから上を目指すうえでデクが壁になるはずですしね。
――なるほど!見所は沢山あると思いますがやはりそこは注目ですね。最後にノブさん締めの一言をお願いします。
ノブ:見所はいろんなところにあると思うけど会場で真剣勝負が見れるのが一番の売りなんじゃないかな。こういうイベントって他にはもう本当に無いしね。
――間違いない!本日は皆さんありがとうございました!当日また会場でお会いしましょう!
■大会概要
MASTERCUP.5 TEKKEN 5ON5 BATTLE GP 2013
日時:2013年2月10日(日)
開催地:東京レジャーランド パレットタウン http://www.leisureland.jp/
住所: 〒135-0064 東京都江東区青海1-3-8
タイトル:アーケード 鉄拳TAG2U
大会形式:5on5
参加費:1チーム10,000円(1チーム1部パンフ配布)
※エントリーは終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございます