『MASTERCUPにはこれからも盛り上がっていってほしいと思っています』鉄拳番長@じゃくらぁ～インタビュー。

鉄拳番長じゃくらぁ～インタビュー。2・10『MASTERCUP.5』の意気込みや鉄拳の大会文化について語ってもらった。

■「損得無しで一緒になって楽しんでもらえる関係が出来たらいいよね。」

――今回から会場は富山から都内開催となりました。

番長：2通りの考え方があるんだよね。まず開催が東京お台場という事で交通機関が充実した事。富山県のハローワールドだと車移動が基本だったから、そういった意味で東京だと国内外問わずプレイヤーが集まりやすくなったね。例えば東京へは飛行機でLCC(ローコストキャリア)航空を使えば九州や北海道からでも片道1～2時間で値段も1万円程度で済む。これまでの参加できない理由の大多数である『会場が遠い、交通費が高い』っていう事は地方の人にとっては変わらないけど、利便性は良くなったよね。もう一つの考え方はMASTERCUP.4までの富山だと会場へ車移動中を楽しむ事が出来たんだよね。これは北陸のプレイヤー以外全国のプレイヤー共通だったし、大会が終わって寿司食べて帰るみたいな。それが楽しくもあったんだ。今後は関東のプレイヤーがホストになって海外や全国から集まるプレイヤーを迎えて一緒に盛り上げていくスタイルに変わっていくだろうね。

――番長組手で全国を飛び回っているかと思うので上手い交通機関利用方法を教えてください。

番長：俺は使う事無くなったけど夜行バスが圧倒的に一番安い。大阪から最安値で片道3,500円だしね。東京へは全国どこからでもいくらでも安い交通機関はあるよ。早くチケットを取れば安くなる物が多い。東京へ車で会場に来たとしても道中仲間と一緒に来る事で絆が深まるしいい思い出作りができる。お台場周辺には休みの日でも定額料金打ち止め駐車場があるしね。あとMASTERCUPは鉄拳歴を重ねる毎に毎回同窓会としても楽しめる。zexi、TEKKEN-NETのチーム、オンラインで出来た遠く離れた全国の知り合いとチームを組めば交流が出来るオフ会としても楽しめるしね。俺も番長組手で会ってきた全国のプレイヤー達と会えるのを楽しみにしてるよ！

――これまでMASTERCUPの道中での思い出などありましたらお願いします。

番長：MASTERCUP.3で不動なんかチームも組んでないし、初対面だったなのに乗せて行った事があったな～。道中に鉄拳の情報交換したり、次のインターで誰が全員のジュースを買うかをPSPで投抜け比べゲームをしてみたり本当に楽しかった。帰りはほとんど皆寝てしまうんだけどその面倒を見るのも楽しくもある年齢になったね。ただし優勝したノビには寝てほしくなかったから膝の上に30Kgの米袋乗せたり（笑）年上が年下のプレイヤー達を見返りなく面倒見るって大事なことだとも思うんだ。持論なんだけど誰かに楽しんでもらえるんだったらいつか自分に帰ってくると思っています。損得無しで一緒になって楽しんでもらえる関係が出来たらいいよね。タニマチ文化的にお金を持ってる層のプレイヤーが若いプレイヤーの面倒みるのも祭りの一環としてアリだと思うしね。そこで若い彼等も礼儀や社会通念を覚えたりすると思うんだ。コミュニティーの一つの形だとも思っています。

■「ガンガン若者たちを倒して勝ち上がっていく予定なので皆さんお気を付け下さい（笑）」

――Twitterや鉄拳SNSのzexi等が果たす役割をどう見ていますか？

番長：クローズドって忌憚のない意見が言い合えたり、情報交換ができるのがいいと思ってるんだ。そういった需要があるのは間違いないからね。年々慣れ合いが出来てるって意見もあるけど、人脈や繋がりが増えて有名プレイヤーと気軽にコミュニケーション出来るのが良い事だと思います。ただ慣れ合うばかりではなく真剣勝負する時はガチで対戦。オフでは皆で楽しく仲良くなっていけばいいと考えます。逆の方向でTwitter、facebook、ニコニコ生放送で鉄拳の文化が外向きに広がっていくのもいいことだよね。俺はニコニコのナムコチャンネルに力を入れているんだけど幅広い層に鉄拳の良さを伝えていきたいと思っています。クローズドもオープンもどちらもバランス良く取捨選択して付き合っていけばいいんじゃないかな。

――毎月全国行脚の番長組手ですが感触はいかがでしょうか。

番長：全国のナムコのお店に強いプレイヤーを連れていくのはとても盛り上がりますね。ライトユーザーには俺のしゃべりや組手で楽しんでもらう。ガチな層には腕試し的にノビやユウといった公認プレイヤーと対戦して楽しんでもらう。番長組手を通じて全国の色んな層のプレイヤー達と触れ合って繋がりが出来る手応えは本当に楽しいんだ。北海道、東京、大阪、福岡の拳道場が中心になっているんだけど全国のプレイヤーとこれから会いに行きたいよね。組手に来てほしい地域があったら俺のTwitterへどんどんリクエストして下さい！

――MASTERCUP.5に参加する、参加したいプレイヤーに向けてお話しいただけますか。

番長：プレイヤーから発信されたMASTERCUPにはこれからも盛り上がっていってほしいと思っています。なんと言っても全国からプレイヤーが大勢集まってオープントーナメントで楽しめる場所なんて鉄拳界には他にないし、公式でも成しえない事だったから期待してます。大会文化って参加するプレイヤー全員で作っていくものだから段位が高いとか低いとか関係なくて気軽に参加して一緒に祭りを盛り上げていきましょう！参加記念の称号か何かも準備されているようですしね。

――最後にあらためてMASTERCUP.5に向けての意気込みをお聞かせください。

番長：今回のコンセプトは三十路のレジェンド鉄拳プレイヤーでチームを組む予定です。1人違うけど（笑）とは言いながらガンガン若者たちを倒して勝ち上がっていく予定なので皆さんお気を付け下さい（笑）全国から皆さんが来るのを楽しみにしてますよ！お台場で俺と握手！！

鉄拳番長@じゃくらぁ～はアルカディアで『月刊ナムコ魂』を絶賛連載中。