「第2回スペシャルハんマーs杯」開催の経緯、マタドール杯の感想。これからの福岡の鉄拳。彼らの最終目標「MASTERCUP.7制覇」へ向けての意気込みを語ってもらった。

 

 
■「正直、他の地域より大会なら俺たちが一番強いと思ってます。」
 

MASTERCUP.6 ベスト32　
スペシャルピコハんs
(以下ピコハん)

MASTERCUP.6 準優勝　
スペシャルハんマーs
(以下スペハん)

MASTERCUP.6 準優勝　
ゆったりゆーき
(以下ゆーき)

 
――第2回スペシャルハんマーs杯は1年半年振りのTAG2無印バージョン以降の開催となります。
 
スペハん：そうですね。HIZAまったり杯の4on4も盛り上がったのですが、その後九州のTAG2のシーンが元気がなかった時、規模は大きくできないという制約の中で天神タイトー様で約90人程度の大会を『第1回スペシャルハんマーs杯』として開催しました。その時は「俺がやらなくて誰がやる？」って気持ちで開催しましたね。福岡のプレイヤーで集まって盛り上がる事ができました。今回は『namco博多バスターミナル店×MASTERCUP』のお陰で、前回の開催時期よりも九州が元気の無い環境にも関わらず、全国から56チーム168人もお集まりいただく事になり、本当にありがとうございます。この勢いでnamco博多バスターミナル店を福岡の聖地として皆で盛り上げて行きたいと思ってます。
 
――大会の話に移る前に、お体の調子はどうでしょうか？
 
スペハん：まさかマタドール杯を2回連続欠場。前回はチームがまとまらずお金もなくルーズな欠場。今回は、痛みは無かったのですが小腸に腫瘍ができて下血が止まらず2週間の入院を宣告されました。スペハん杯も、最悪病院からの観戦の可能性は0ではありませんでした(笑)なんとか体調も戻り皆の期待に応えられそうです(笑)マタドール杯をベッドで全試合観戦していて悔しい思いをしたので、体調と鉄拳の両方を万全に仕上げて大会に臨みたいです。
 

 
――先日行われたマタドール杯前夜祭のMASTERCUP 東西戦2014の感想戦をお願いします。
 
スペハん：俺の代わりに頑張って欲しいなっていう気構えで配信を見てました。ワンチャン無理していこうかなとは思いましたが、ドクターストップがかかり、「死んでもいいなら行ってもいいですよ」って言われたので自重しました。オムツ履きながら下血鉄拳はやばいかなと(笑)まず、ゆーきがばくしー戦で相手に何もさせずに倒したので、連勝ムード来たなって思ったら、次のあみーごに封殺されていたので驚きました。
ゆーき：あみーごさんは苦手な戦い方をするので、まともに戦ったら勝てない相手でしたね。まともに戦いすぎちゃいました(笑)
スペハん：ゆーきだったらもう少しやらかせたよきっと。MASTERCUP.7では期待してるよ(笑)
ゆーき:先鋒の弦が5人抜きしたので、俺も負けたくないなって気持ちでした。まさか、ばくしーさんに勝てるとは思っていませんでした。今回何といっても15on15の相手チーム12人を、福岡勢だけで倒したのは凄いと思った。弦が5人、ピコハんが5人、まったりさんが1人、俺が1人。福岡鉄拳ヤバイでしょ。
ピコハん：でも、正直俺が倒した相手って大したプレイヤーいなかったよね。
スペハん、ゆーき：おい(笑)
ピコハん：俺が倒したのは、そうでもない人達だったでしょ。
スペハん：大事なことなのでもう一度言いました？
ピコハん：福岡勢が倒した12人を考えてみてよ。本当に強かったのは、ノビさん、タケさん、ばくしーさん、あみーごさんぐらいでしょ。
ゆーき：確かに。ぶっちゃけ15人で考えても本当に強いのは古水さんと、デクさんを入れた6人ぐらいだったね。
スペハん：何はともあれ、福岡大活躍だった。これってHIZAまったり杯が福岡で根強く開催され続けてきた事が、今回の結果に繋がり、やっと何かが芽吹き始めたのかもしれない。
 

 
■「俺達『福岡』が世界一強いって事を11月のMASTERCUP.7で優勝して証明します。」
 
――九州が関東、関西に匹敵する地域になりつつあるのではないでしょうか。
 
スペハん：正直、他の地域より大会なら俺たちが一番強いと思ってます。ただ、ぶっちゃけ自力はもうちょっと付けていきたいんですよね。そこさえクリアできれば福岡は他の地域や、韓国にも負けないと思っています。
ゆーき：それ！もっと煮詰めれる所はまだまだ沢山あるから強くなれる。
スペハん：そうなんだよね。だからまだ引っかかる所があるので、今の段階では胸を張って一番強いという「最強」の二文字は掲げられません。まだ足りない。福岡の皆でレベルを上げていきたいね。
ゆーき：昔に比べると福岡のプレイヤーって全国的に名が知れてきたと思っています。昔からまったりさん、スペハん、軍鶏さん、たいせい、にゃんちゅー、たーくは有名でしたよね。そこに加えて最近ではくりくん、弦、ゆーたさん。MASTERCUP.5＆6で僕達兄弟の事も覚えてもらえたのかなって思ってます。
スペハん：結果を出してるからそれは間違いないね。
ゆーき：でも、スペハんの言う通り僕なんかはまだまだ鉄拳は上手くなってないんですよ。昔ならではのしっかりした鉄拳をやる人には勝てないんですよね。自分で分かってるんです。強いんじゃなくて、ヤバイ方なんだと(笑)鉄拳本当に強くなりたいです。
スペハん：今の良さを生かしつつ、大事なところを煮詰めて本当の意味で福岡勢は強くなっていきたいよね。
ピコハん：ゆーきの鉄拳酷いからねー(笑)
ゆーき：俺も、ピコハんもお互いにプレイスタイルを認め合ってないんですよ。ピコハんも強くなったと思うんですよ。でも認めたくない。毎回、鉄拳で喧嘩してます。ピコハんは俺よりはザコです。
ピコハん：この前、俺に11連敗したばかりだろ(笑)
ゆーき：それを言うなって(笑)
ピコハん：俺ってまだ大きな大会で結果を出せてないんですよ。
スペハん：マタドール杯の決勝トーナメント進出したよね(笑)
ピコハん：本当にそれぐらいなんです。MASTERCUP.6なんてベスト32とかですよ・・・。スペハん達は決勝戦まで行ってるのに悔しくて仕方ありません。
スペハん：その結果はMASTERCUP初参加で充分凄いって。東西戦でも活躍したし。
ピコハん：だから、そうでもない人達しか倒してないんだって(笑)福岡の話なんですけど、みんな強いんですけどキャラクターの偏りがあって対策しきれてないんですよね。この場にリーが3人もいるのもいい例じゃないですか。
 

 
――TAGになって2人がリーを使いだしたのはスペハんの影響ですか？
 
ゆーき：俺がTAG2でリーを使い始めたのは、6BR末期って間違いなく九州ではスペハんが最強だったという影響はありますね。技術面ではロウ、リーだと右アッパーのコンボからドラゴンラッシュでチェンジできるからというのが一番大きい理由です。
ピコハん：スペハんも一時期、リー・ロウでやろうかって悩んでる時に一緒にやろうとか言ってたのもきっかけだったかもね。
スペハん：確かに。
ピコハん：でも、スペハんはその後すぐにリー・ドラグノフになったけど(笑)リーのヒールブースターからチェンジできるからドラグノフに変えたんだよね。
ゆーき：6BR末期で俺のリーなんて最終段位は羅漢だったからね(笑)まぁまぁ頑張れてるかな。
ピコハん：俺のメインキャラはリーなんですよ。
ゆーき：お前のイメージはJCかジュリアだって。
スペハん：そうだね。JCメインって思わせといてリー強いんです系で行こうよ。
ゆーき：お前のリー弱いよ。JCはマジでハマってると思うけどね。
ピコハん：マジで鉄拳辞めるレベル(笑)でも結果出してるキャラがジュリアやJCだから仕方ないけど・・・。俺はリー使いなんです！
 
――MASTERCUP.6の感想戦をお願いします。
 
ゆーき：まず、1次予選。相手の2人目に、俺、くりくん、ゆーたさんの3人が倒されて(笑)弦を残してスペハんが逆4タテの安定の強さを見せてくれたんですよ。そしてさらにベスト8でもスペハんが大将で逆4タテしたのが印象的だった。これに尽きる。
ピコハん：あれヤバかった。マジで祈るような気持ちで応援してた。スペハんが勝った後なんて号泣しました。人間って鉄拳の事であんなに泣けちゃうんですね(笑)その後1週間引きずりました。高校生には刺激的すぎました。そういえば軍鶏さんもバリ泣いてたから。
スペハん：正直俺もダメかと思いながら無我夢中で試合してた。
ゆーき：ぉわたさんが強すぎたんだって。MASTERCUPの雰囲気とも相まって本当に危ないです。
スペハん：MASTERCUPの会場のプレッシャー半端ないね。他の大会とは本気になれる度合いがまるで違うというか。お祭りで楽しいんだけどガチ。半年ぐらいやり込んで負ける時の恐ろしさ。5人で戦ってる時の楽しさと同じぐらい悔しかった。どの予選ラウンドでも優勝できるまで相手チームの段位が低かろうが絶対に油断できない。
ゆーき：九州から行ってるし、負けたくないですよ。もう身内が負けて泣くのを見るのは前回限りにしたいです。
ピコハん：MASTERCUPはホテルの予約も早くとって体調万全で臨みたい。眠れないとかは罪。当日会場で寝てない自慢されても言い訳作りにしか聞こえないよね。今から負けた時の言い訳ですか？敗けは敗けだろみたいな。
ゆーき：個人的には決勝戦の第1試合。あの御方が最後のチェンジでアレをやって来る事は分かりきっていたので、相手キャラが下りてくる前からガード不能を仕込んでましたからね。超気持ちよかった。またガード不能をぶち込んで上げますよ(笑)
スペハん：負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、決勝戦の日韓合同チームに言いたいことがあります。レバーチェンジで流れを切るのは止めてほしい。レバー変えなきゃいけないのは分かるけど、萎えるんですよ。流れも変わるし。
ゆーき：盛り上がってるのに、次はこっちの台か・・・みたいな。正直ダルかった。
ピコハん：コンパネチェンジとか進行の妨げでしょ。
スペハん：5on5って勝ってる時の流れって大事なんですよ。相手だけが負けた時だけインターバルを取れるのは納得出来なかった。仕組み上仕方ないけど、だったらどっちかのレバーだけでプレイして欲しい。地域色というか、せめて国別で出て欲しい。日韓合同とか寒いでしょ。日韓のどっちが強いのか純粋なチーム同士で白黒つけたいんです。その中でも、俺達「福岡」が世界一強いって事を11月のMASTERCUP.7で優勝して証明します。
 

 
――それでは「第2回スペシャルハんマーs杯」への意気込みをお願いします。
 
ピコハん：まずはSHC2優勝でしょ。本当にゆーき次第。マタドール杯の結果が3勝4敗とかだったしね。
ゆーき：俺は弱い奴に勝ったわけでも、負けたわけでもないよ。相手が強かったんだって。
スペハん：確かにね。ゆーきの相手強かった。
ピコハん：ゆーきが10代ラストの大会なので、俺、弦、ゆーきが10代の思い出に優勝したい。
ゆーき：5/8が誕生日なのでプレゼント待ってます。壷プリンお願いします(笑)
ピコハん：あれ美味しすぎた。というか何アピールしてるの？
ゆーき：誕生日は本当ですが、冗談はさておき県外勢に優勝はさせません。MASTERCUP.5でベスト4、MASTERCUP.6で準優勝と悔しい思いをしたので、遠征勢には悔しい思いをして帰ってもらいたいと思います。
スペハん：今回のチームのまったりさん、軍鶏さんに恩返しをしたいので優勝したいです。2人も頑張っているので福岡は今が一番いい時期だと思ってます。
 
――最後に第2回スペシャルハんマーs杯に向けての鉄拳プレイヤーへ一言お願いします。
 
スペハん：全国から福岡に来てくれる方々へMASTERCUPでおもてなし企画が色々進んでいますのでお楽しみに。段位戦で落として帰すのも、おもてなしだと思っております。GW限定でナムコ博多namcoバスターミナル店は通常6セットが8セットに増台されますので、九州近郊の皆さんも遠征勢と段位戦しましょう。みなさんのお越しを心からお待ちしております。最後に毎月第3土曜日はnamco博多ナムコバスターミナル店は定例大会を行っていますのでそちらも来てくださいね。九州の聖地にしていきたいと思っています。そろそろ配信も出来るのでは・・・。まだまだTAG2Uで盛り上がっていきましょう！
 

 

 
■『第2回スペシャルハんマーs杯 MASTERCUP S1 CLIMAX 2014』
開催日時:2014年5月5日(月祝)9:30～
エントリー受付：2014年3月29日(土)24：00～4月13日(日)23：59
エントリー：先着56チーム(168人)限定
タイトル：鉄拳TAG2U
参加費：1チーム3,000円
開催地：ナムコ博多ナムコバスターミナル店 http://www.namco.co.jp/am/loc/hakata/
住所：〒812-0012　福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナルビル7F