「Twitch×TEKKENMURA×MASTERCUP」コラボにより「MCP GEN」(MASTERCUP 弦)は「EVO2014」で世界デビューが決定した!昨年から今年にかけての鉄拳TAG2で参加した大会の感想や、「EVO2014」、「MASTERCUP.7」へ向けて意気込みを語ってもらった。
■「人生初の海外という事もあって緊張しそうですが、精一杯楽しみたいです。」
――「Twitch×TEKKENMURA×MASTERCUP」各方面のコラボレーションでEVOに参戦することになりました。
弦:正直話をもらった時は、EVOって何?ってレベルでした(笑)全く知らなくて、まさかりさんから話を聞いていると、とても凄く大きな海外の大会だというのが分かってきて、過去の動画をYoutubeで見ていたら他のゲームのプレイヤーも含めて大勢の人が参加していたし、それだけでワクワクしてきましたね。鉄拳の参加人数はその中でも少ないらしいですけど、色んな国の人達に見られるのは楽しそう。ただ、人生初の海外という事もあって緊張しそうですが、精一杯楽しみたいです。
――ゲームは違いますがEVOで世界で一躍有名になった格闘ゲーのプロプレイヤーの梅原を知っていますか?
弦:鉄拳と黒猫のウィズ以外の他のゲームに興味がないので、さっきまで知りませんでした(笑)ストリートファイターⅢ3rd strikeの動画を見てプロの凄さを知りました。ゲームシステムは分かりませんが、あの舞台でアレが出来るハートの強さはヤバいですね。ラスベガスで会えたら嬉しいです。梅原さんも鉄拳やってほしいな。
――大会は緊張するタイプですか?
弦:すごく緊張しますよ。闘劇、MASTERCUP、東西戦、ブラックミリオン(TV番組)、SHC2も毎回緊張してました。手が震えてくるんですよね。慣れるしかないですね(笑)
――意外ですね。プレイを見ていると緊張しているように見えませんが、部活のテニスの試合も緊張しますか?
弦:部活でやってるテニスの試合は慣れてきたので緊張しないんですけど、鉄拳の試合は凄く緊張します。5月に福岡で行われたSHC2(3on3 56チーム 168人参加)もヤバかったです。個人としては、1次予選で2勝1敗で負けた時はいつもの動きが出来ていませんでした。
――2次予選はHelp meとの試合でした。
弦:はじめてHelp meさんと対戦する事が出来たんですけど、ガードが固くて技が当たらなかったですね。噂に聞く鉄拳力の高さを実感しました。試合の最後は、抑え込みに行ったら読まれてしまって、崩拳を刺し込まれてやられました。韓国勢はJDCRさんがEVOに来ると聞いているので、負けたくないです。
――2次予選で負けたので、ワイルドカード2次予選スタートとなりました。
弦:僕は2回戦で当たった熊本のネスさんにギリギリで勝てました。本当に苦戦しましたね。ワイルドカードって、その日調子のいいプレイヤーを出す事が多いと思うんですけど、僕達は3人でワイルドカードを抜け出したかったので、毎試合メンバーを変えて出ました。全員で力を合わせて勝ち上がれたので、とてもいい思い出になりました。全試合フルセットだったので気持ちよかったです。
――決勝トーナメント1回戦「みやた」38、にっしん、よすりんチームでした。
弦:にっしんさんに負けて活躍できませんでした。チームメイトの活躍のおかげで勝ちあがれたんです。大将戦でこーきが38さんに勝てた時は、優勝したみたいに喜んでしまって抱きつきに行ってしまいました(笑)そのまま転げまわってしまって、喜びすぎでしたね。
――決勝トーナメント準決勝「大地と共に」ノビ、タケ、影丸となりました。
弦:中堅で俺が出て、タケさんと、ノビさんに勝つ事が出来ました。タケさんは東西戦でも勝てたので、リベンジをストップ出来ました。ノビさんにはブラックミリオンでのリベンジが出来て嬉しかったです。
――決勝トーナメント決勝戦「osaka two pigs +1」先鋒ティッシュもんに3タテで敗北となりました。
弦:しもんさんが反則なくらい強すぎでした。しもんさんが様子見とかなくて、ずっと攻めてくるので驚きました。こっちが攻めるとガードされて…いい勉強になりました。その後「まぁまぁやったわ」って言われました(笑)
――翌日はしもんとの段位戦だと聞いております。
弦:そうですね。3~4時間対戦して、しもんさんから「鉄拳神」に上がれました。とっても嬉しかったです!その後は鰤丸さんとも対戦してもらえて本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。
――では、マタドール杯で行われた「東西戦2014」の感想をお願いします。
弦:マタドール杯に年齢的に出れない分、僕にとっては本番だったので頑張りました。時間の都合上先鋒で出たんですけど、ゆきさん、つぶみさん、まんばさん、ラティンさん、タケさんに勝てて嬉しかったです。特にタケさんはガードが固くて中々技が通らなかったので、勝てた時は感激しました。その後の影丸さんには火力負けしましたので、リベンジしたいですね。
――MASTERCUP.6の感想をお願いします。
弦:準優勝は悔しかったので何回もタイムシフトを見ました。決勝トーナメントの1次予選のスペハんが本当に頼もしかったし、力強かった。決勝戦はゆーきがガード不能を決めて盛り上げてくれて、ゆーたさんは頼れるし、くりくんも強いし、俺がシークレットさんに負けたのは本当に悔しい思い出になりました。まだ同じチームになるのか、メンバーは決まっていないけど、また福岡の1軍に入れるようにこれからも鉄拳を頑張ってやり込みます。MASTERCUPは鉄拳世界最強の地域を決める場所なので、MASTERCUP.7は絶対に「チーム福岡」で優勝したい。
■「10代の世界最強プレイヤーは俺だという事を証明したい。」
――EVOは家庭用を使った大会となりますが、心配などありますか?
弦:家庭用のキャラ対策を、まったりさんやこーぶさんにお願いして準備出来てます。今は期末試験の勉強が終わったら、毎日家庭用を特訓中です。正直、家庭用はキャラクターもそうですが、アーケードとは違う画面の遅延や、様々なプレイ環境の違いは大きいですが、そこは相手も同じ環境で対戦するので言い訳には出来ないですし、自分が慣れていくしかないと思っています。
――弦の鉄拳のルーツや師匠を教えてください。
弦:鉄拳5DRをアーケードから始めたんですけど、本当に誰にも勝てなくて、ゲーセンに1,000円持って行って1回も勝てずに帰る日もよくありました。周りのプレイヤーがガチすぎて、子供だからとか、サービスとか容赦してくれませんでした(笑)それでも悔しいので、強い人に入り続けていったら少しづつですけど、勝てるようになっていきました。最初の師匠は地元の飯塚にいる「ヤデンさん」ですね。鉄拳5DR~6BR鍛えてもらい、特に鉄拳をやる上でのハートの強さを教えてもらいました。地元で俺が勝てるようになってきたら、空き缶や灰皿が反対側から飛んできたりするようになってきたので、多少の事だと驚かないようになりました(笑)鉄拳TAG2以降は「スゥさん」ですね。僕が負けて泣いていても笑いながら「悔しいか?悔しいか?」ってやる気を出させてもらえました(笑)攻めるだけのプレイじゃだめだっていうのを教えてもらえました。引き出しを増やして、色んな人にも対応出来るようになりたいです。地元飯塚にアーケードで鉄拳をやり込める場所が無くなってしまったので、今は俺にとって福岡勢の皆が師匠です。
――弦といえば、いつも傍にいる「弦パパ」が有名ですね。
弦:俺の鉄拳はパパとの二人三脚です。最初は俺が段位戦で負けてる時は家で言われないくらいに怒られるし、威圧感があったので、泣くぐらい本当に嫌になった時期もありました。パパは俺に言ってる事は出来ないのに、なんで怒るの?みたいに思ってる時期もありました。でも、今思い返してみると俺が負けた技や、キャラの事を色んな人に聞いてくれて、フレームやネタを一生懸命教えてくれて助かってましたし、今はパパが近くにいてくれることが本当に心強いです。鉄拳を始めた頃、周りの人達が手を抜かないで対戦してくれたのはパパがいつも「手加減なしで」と言ってくれていたのを後から知りました。パパやママが協力してくれたので、鉄拳を前向きにプレイしてこれました。本当に感謝しています。EVOもパパと2人旅で行けることになったので、楽しみですし、心強いです。
――今回世界デビューとなった訳ですが、やはり同じ13歳のAKが昨年世界大会で脚光を浴びました。
弦:あまり大きなことを言うのは恥ずかしいですけど、10代の世界最強プレイヤーは俺だという事を証明したい。AKはEVOに来ないのかな?MASTERCUPに来てほしいな。お互いに13歳の間に戦いたいと思ってます。
――それでは「EVO」への意気込みをお願いします。
弦:親には遠征で色んな所に連れて行ってもらっているので、EVOで優勝して親孝行したいです。日本では賞金の出る大会は難しいと聞いてます。これまで親孝行をあんまりした覚えが無いので頑張りたい。MASTERCUP.7を前に世界中のプレイヤーに勝って武者修行してきます(笑)でも、もっと僕を皆に知ってもらいたいので、とにかく自分の鉄拳が出来るように心がけてEVOに挑みたいと思っています。福岡、日本の鉄拳プレイヤーの皆から応援してもらえると嬉しいです。それでは行ってきます!!
Twitch.tvとは?
毎月2300万人の視聴者を誇る(2013年3月現在)世界最大のゲーム専門のライブ配信サイトである。ほかの一般的なライブ配信サイトとは異なり、 ゲームプレイの配信のみをターゲットとしている点に大きな特徴があります。
「Twitch×TEKKENMURA×MASTERCUP」コラボにより「MCP GEN」(MASTERCUP 弦)は「EVO2014」で世界デビューが決定した。
■『EVO2014』
開催日時:2014年7月12日(土)午前2:00~予選スタート
開催地:ラスベガス
タイトル:家庭用 鉄拳TAG2
大会形式:1on1 ダブルイリミネーショントーナメント