鉄拳番長じゃくらぁ~インタビュー。今後の鉄拳についてや7・23『第4回マタドール杯』の意気込みを語ってもらった。
■「鉄拳とプレイヤーを日本や世界でも知名度が上がるようにしてブランド力を高めていきたいね。」
―――鉄拳TAG2を下半期に稼動を控え久しぶりの関西で開催される大きなイベントなのですがどのようにご覧になっていますか。
番長:
プレイヤーの力で運営されて大会を開いてくれるのは有難いことだし、プレイヤーのモチベーションを上げてくれるのは嬉しいよね。多くのプレイヤーが集まれる場所がナムコの直営店だとキャパシティに限界があってそこまで大きな大会を開くのは正直難しいんだ。関東は巣鴨が一番台数が多くてイベントはしやすいけど、そこまで広いくないからね。マタドール杯が復活してくれたのは大きいよね。関西では第3回マタドール杯以降大きな大会は開かれなかったし。ただマタド―ルだけの力だけじゃどうしようもなくてまさかりやMASTERCUPの協力もあり頼もしく思います。
―――先日世界最大のゲームショー『E3 2011』で鉄拳ファンにはうれしいニュースが多く発表されました。
番長:
そうだね。これからの鉄拳は更にワールドワイドな展開でコンテンツを発信していく動きがあります。鉄拳は作品やキャラクターにブランド力があるので世界や世間にもっと知ってもらいたいって考えてると思うしね。今後もファンには嬉しい発表が増えていくだろうね。お楽しみに!
―――9/3劇場公開の『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』フルCGの映画もそういった動きの一環ですか。
番長:
そうだね。前回のハリウッドの実写映画は鉄拳プロジェクトがノータッチで作った作品なのでああいう結果に終わってしまったし、原田さんも忘れて下さいて言ってるしね(笑)今回のフルCGの映画は鉄拳の設定に基づいていて公式ストーリーに沿ったものらしいので鉄拳ファンの皆さんが期待できる内容だと思うよ♪お楽しみにね。ご存知の通り鉄拳は累計4,000万本も売れて入れ世界で一番売れている格闘ゲームなんです。日本で主に売れているのは業務用で、世界で主に売れているのは家庭用なんだけど次回作から更に業務用を世界に広めようと動きが出ているね。これで更に世界に認められれば鉄拳がより大きな舞台に立てるからね。そして、鉄拳とプレイヤーを日本や世界でも知名度が上がるようにしてブランド力を高めていきたいね。
―――それは日本でもプロプレイヤーが出てきてほしいということでしょうか。
番長:
みんな知っている通り韓国では鉄拳でプロプレイヤーがいるんだよね。もちろん日本でも鉄拳のプロプレイヤーが出てきて欲しいと思っています。パブリックも鉄拳に対して食いつきやすくなるから様々な誌面にも載せやすくなるしね。プロプレイヤーが出るとそのタイトルの認知も上がるし参加するイベントにも価値が生まれると思うんだ。新しいプレイヤーからしても鉄拳が強いとプロというステージを目標に頑張る事も出来るんだという選択肢を生み出すこともできるよね。
―――そういった意味でもWCG2011の日本代表の行方も楽しみですね。
番長:
確かに。WCG2011の本戦は韓国でやるだけに意識の高いプレイヤーは日本代表を目指して頑張って欲しいね。昨年は本戦に参加しているAOを実況していてノビ悔しそうだったしな(笑)今回は8/13に大阪はナムコランド梅田、8/14に東京はプレイキャロットナムコ巣鴨で開催されます。まず大阪予選で勝ち上がった2名を西日本代表者として翌日の東京に来てもらいます。もちろん東京への交通費もWCG主催のテクノブラッドさんから支給されます。そして、翌日の東京予選も東日本の代表者2名を選出して、この2箇所の予選を勝ち上がった4名で総当たり戦を行って日本代表の2名を決定します。代表に勝ち上がった2名については本戦の韓国への交通費や宿泊費も支給されるらしいよ。戦いの模様は各予選からニコニコ動画の公式放送で生配信予定!実況は俺がやることになりそうです(笑)今年の日本代表に選ばれる2名については世界的にも注目度が高いよ。他にも色々仕掛けがあるのでご期待ください!8/7までそれぞれWCG2011のWEBサイトで事前エントリーしてるよ。本戦は12月だからTAG2稼動後に韓国へ行けるのも魅力的だよね。
■「何度も言いますがやり込みは裏切りません。」
―――TAG世代の番長に質問です。鉄拳4以降5・6を経てプレイヤー人口が多く増えました。TAGを知らない世代のプレイヤーにその魅力をお聞かせください。
番長:
魅力としては40×40キャラ超での対策、コンボ、立ち回り、プレイヤー毎のアルゴリズムで可能性は無限大なんだよね。そして自分の好きなキャラを組ませる楽しさってのがあるよね。組み合わせによって特有の演出を探す楽しさもあると思うよ。戦略面では様々な考え方や議論が生まれると思うから是非その辺も楽しんでほしいです。タッグコンボやアサルトコンボがあって爽快感が増すし、TAG初体験の人にとってはチェンジボタンの重要性を楽しんでほしいよね。
―――TAG2になるとシングルにはない新しい技術や知識等が必要になると思います。どういった事を意識していけばよいかお聞かせください。
番長:
鉄拳6BRからTAG2へは革新的な方向へ進んでいながらマイナーチェンジの部分もあると思ってもらったらいいんじゃないかな。今は、鉄拳6BRで自分が使っているキャラクターを存分にやり込んでもらっても損は絶対しないしね。TAG2用メインキャラ意外にもう1キャラやり込むもよし。そういった今の努力が報われるゲームになるのは間違いないです。TAGコンボやアサルトコンボもゲーム開始時に楽しみながら調べてシステムを理解すればいいと思います。これらは出てから練習するって事で十分だと思います。そもそもTAGの駆け引きは体力が減った時にいつ相手がTAGチェンジボタンを押すかって所に全てがかかっていますね。TAG1の様にチェンジキャンセル(ガード)が出来ないわけですから何も考えずにチェンジすれば無防備のまま出てきて大ダメージを喰らうんですよね。だからといって今はTAG1をやり込むより鉄拳6BRをやり込みながらパートナーキャラを誰にしてどういったコンボを組みこんでいくかを考えながらプレイすると今からでもTAG2を始める練習にもなり、更に鉄拳を楽しめると思います。TAG2になると技のフレームの変更がであったり、技が増えたり、モーションが変わったりするけれど、現行のバウンド技もほとんど使えるし、新システム以外は基本は変わらないので今鉄拳6BRをやり込んでいる人が稼働後強いのは間違いないです。何度も言いますがやり込みは裏切りません。
―――それでは最後に第4回マタドール杯にむけての意気込みをお願いします。
番長:
『それいけ!ニコニコ番長軍団』は三十路だらけのチームではありますがベテランの力を見せたいです。是非会場で俺達のチームを応援してくださいね!
『じゃくらぁ~@鉄拳番長』
■Twitter http://twitter.com/jackller
■http://www.namco.co.jp/job/work/person/bando.html
■アルカディアにて『月刊ナムコ魂』絶賛連載中! http://www.arcadiamagazine.com/
■じゃくらぁ~@鉄拳番長プロデュースによる『夏の拳道場祭FINAL』 http://www.namco.co.jp/ar/event/tekken/dojo/index.php
『WCG2011 鉄拳6BR 日本予選』
■【大阪予選】
・開催日時:2011年8月13日(土)ナムコランド梅田 15:00~
・優勝権利:WCG2011日本予選・決勝リーグ出場権を上位2名に付与(東京への交通費支給)
■【東京予選】
・開催日時:2011年8月14日(日)プレイキャロットナムコ巣鴨 15:00~
・優勝権利:WCG2011日本予選・決勝リーグ出場権を上位2名に付与
■WCG2011WEBサイト http://www.worldcybergames.jp/2011/
■エントリー方法 WEB 先行受付:2011年8月7日(日)~24:00まで http://www.worldcybergames.jp/2011/terms_tekken.php
※それぞれ定員の48人になった時点で締切となります。
『第4回マタドール杯 MATADOR FIGHTING CHAMPIONSHIP』
■日時/2011年7月23日(土)、7月24日(日)
■場所/京都a-cho http://www.a-cho.com/
■主催/京都a-cho、マタドール、赤兎馬
■協力/MASTERCUP
■実況・解説/つの☆きょう、はめこ。