「山佐株式会社」スポンサーのプロプレイヤーEVO2015 鉄拳7覇者 神速のアサルト「ノビ」&古豪 神の右脚「ユウ」に「EVO2016」へ向けての意気込みを語ってもらった。
ノビ
2015年、Evolution Championship Series(以下EVO)、The King Of Iron Fist Tournamentを優勝し、見事世界大会二冠を達成したノビ。「神速のアサルト」を武器に、超攻撃的なスタイルを得意とするドラグノフ使い。山佐株式会社所属プロゲーマー。WCG2010 優勝、MASTERCUP.3〜MASTERCUP.5 優勝。
ユウ:
鉄拳4の頃から優に10年以上もの間、日本のトッププレイヤーとして君臨するフェン使い。膨大な量の経験則から構築される強力な攻めと、理論に裏打ちされた堅固な守りを両立出来る稀有な存在。山佐株式会社所属プロゲーマー。EVO2005 準優勝、EVO2015 7位タイ、MASTERCUP.5 優勝。
「あれ地獄ですよマジで」
――2人は2年連続でEVO参戦となります。昨年のEVO2015の展開を、予選から追ってお聞かせください。
ユウ:
僕は予選でアメリカ最強ロウ使いのRIPと当たって、まぁ負けないだろうなとは思ってたんですけど。アメリカのプレイヤーの特徴として、一点読みというか、勝負所はしっかり仕掛けてくる人が多いんですよ。日本のプレイヤーみたいにファジーガードでリスクを分散しようということはあまりなくて、下段を読みきったら下段捌きを合わせようとかライトゥー打とうとか。RIPで言えばサマー。それが噛み合って負けてしまい、ルーザーズに落ちました。
――海外プレイヤーの怖いところですね。ノビは予選は?
ノビ:
僕の山場は、日本から参戦していた北陸最強のダブルのロウと、あと一人外人で強い人がいて。まぁなんとか勝てました。
――ノビは無敗で決勝トーナメント進出を決めたと。ユウはルーザーズに落ちた後はどうでしたか?
ユウ:
大阪のマタドール、北陸のオカティといった日本の強豪や、アメリカ勢を退けてなんとか勝ち上がりました。予選決勝がギルティ等の他ゲーで有名などぐらさんだったんですけど、いかにマルチゲーマーとして有名な方とは言え、鉄拳まで強いなんて凄いと思いました。
――決勝トーナメントはどうでしたか?
ノビ:
僕は最初にやったのが韓国のsaintだったんですけど、ほとんど負け確のようなところから逆転出来たんで、拾った命ってことでそこから流れに乗れた気がします。
――劇的な勝利をもぎ取ったsaint戦でしたが、その後AOのアリサに負けてしまいルーザーズに叩き落とされてしまいます。
ノビ:
はい、それでその先に待ってたのが再びsaintっていう(笑)。あれ地獄ですよマジで(笑)。
――2回目のsaint戦は終わった後、両者共に憔悴しきっていたように見えました。
ノビ:
1戦目の時は「ありがとう!」って感じで握手とかしてたんですけど、2回目はもうそんな余裕無かったですよね。1回目の勝ち方も勝ち方だったんで、2戦目は実はビビってましたよ。本当にsaintの破壊力はヤバいです。
――そして再び決勝でAOに挑む事になると。ユウは決勝トーナメントはどういった試合になりましたか?
ユウ:
僕は、初戦で普通にタケ。でしたよね(笑)。身内という。接戦の末負けてしまい、7位タイという結果になりました。他の日本勢はというと、ぺこスがアメリカ最強プレイヤーのMr.Napsに危なげなく勝利するも、続く韓国のJDCRに負けて5位タイ。タケ。もsaintに負けて5位タイでした。
「歳下のAOに絶対負けたくなくて「まだコイツには早い!」って気持ちで戦いました。」
――そのsaintはノビが退け、反対側ではAOがJDCRを抑え、EVOの日韓戦は日本勢が勝つ形となりました。EVOの鉄拳史上初となった決勝戦日本人対決ですね。
ユウ:
韓国勢であるsaintとJDCRがルーザーズファイナルで戦っている光景は、悲壮感がありましたよね。
ノビ:
一度負けてたAOとの決勝ですけど、歳下のAOに絶対負けたくなくて「まだコイツには早い!」って気持ちで戦いました。
――ノビはルーザーズから上がってきた分、3先勝でリセット、優勝の為には更に続けて3先勝しなければなりませんでした。対してAOは一度の3先勝で優勝というレギュレーションですが?
ノビ:
そこにプレッシャーはありませんでしたけど、1回目のリセットの時に3勝ー2勝のフルセットで勝ち。優勝を決めた時も3勝ー2勝のフルセットって流れだったんで痺れましたよね。
ユウ:
面白かったのが、あの時開場のオーディエンスが三千人ぐらい居たんですけど、外人ってやっぱりスローモーション演出が凄く好きみたいで(笑)。演出に入る度に全員席から立って「ウオォーーーッ!!」って。凄い歓声ですよ。圧巻です。
ノビ:
AOのレイジアーツに対して撃ったシャープナーに演出が入って、目の前でスローモーションのチェンソーがガリ、ガリ、ガリー。って「おいコレふざけんな反撃のタイミングわかんねーぞ!!」って(笑)。
――しかし反撃は毎度完璧でしたね。シャープナーを多用してましたが?
ノビ:
意識の植え込みですよね。アサルトが当たるようになるし、シャープナーは撃とうって決めてたんで。
――ノビが優勝を決めた一手が「神速のアサルト」でした。
ノビ:
ハイキックとか来ない限りはレイジアーツにも勝てますし、気持ち良く撃てました。
――しかし、1戦目でノビを破ったこと然り、AOの精神的な成長を感じ取った人は多いのではないでしょうか?
ノビ:
あいつはブレなくなりましたね。正直こんな奴には負けたくないって思ってたところはあったんですけど、あの日あいつのことを認められるようになりました。強かったです。
「早めにゲームを理解してうまいこと改良出来れば優勝出来るかなって思ってます。」
――それではEVO2016に話を移しましょう。鉄拳7FRが稼働して間も無くの開催となりますが?
ノビ:
正直前回のEVO2015とかは30%くらい優勝いけるかなって思ってたんですけど、今回は運も必要かなって。いち早く流行を取り入れた奴が勝つんじゃないかなって思います。でもそこら辺も僕は結構自信あるんで、早めにゲームを理解してうまいこと改良出来れば優勝出来るかなって思ってます。
ユウ:
とは言えやっぱり日本と韓国に有利になるんじゃないかと。新作ではありますがバージョンアップ。アメリカでは鉄拳7は稼働してない訳ですし。
――しかしアメリカに関して言えばFRの長期ロケテストが行われていますので、豪鬼を極めし2Dゲーマーなんかがとんでもない力を蓄えている可能性もありますよね。
ユウ:
確かに。だから豪鬼だけは最低限の対策はしておかなければいけないですよね。跳びをどうするか、とか。
――今回ばかりは誰しもがベスト8に残れる可能性があるという大会になりそうですよね。では試合以外の部分で、EVOで戦い抜く為の心構えや対策のようなものはありますか?
ユウ:
やっぱり世界最大の格ゲー大会、EVOとは言え、日本の大規模大会に比べると環境の整備が整っているとは言えないですよね。点呼、呼び出しに居ないと容赦無くその場で失格になりますし、対戦中は日本のアーケードゲーマーが慣れてないアーケードスティックの膝置きや台置きで挑むことになります。やたら図体のデカいアメリカ人と戦う時は肩がぶつかりまくったりします(笑)。モニターにラグがあるケースなども日常茶飯事ですからね。まぁでもノビなんかはそれでも前回安定して勝っていましたし、こいつはなんか昔からそういう気があるんですよね(笑)。環境に左右されないというか。
ノビ:
WCG2012とか家庭用の大会なのにアケコン持っていかなかったですしね。だから試合の度にその辺の外人に「ごめんごめん!ちょっとアケコン貸して!」みたいな(笑)。
ユウ:
その時の決勝のJDCR戦なんか、何故かめっちゃちっちゃいアケコン貸りてきちゃって(笑)。
ノビ:
やばかったですよ。軽すぎて前前前入力のアサルト打つとアケコン飛ぶんですもん(笑)。で、優勝しました(笑)。あれは本当に頭悪かったなー。
――食べ物についてはどうですか?一昨年の弦なんかは3日目にはアメリカのパワフルな食材に飽き飽きしてたようです。
ユウ:
あー、でもアメリカはまだ良いかもしれないですね。どんどん食って大丈夫かと。
ノビ:
俺もアメリカは大丈夫ですね。アメリカ住めますもん。べりーまっち。
ユウ:
大会の対策としては、前回の決勝トーナメント前に1時間ほど時間が空いたので、30分程仮眠を取ったんですよ。あれは良かったです。ノビはそのおかげもあってかゾーンに入って覚醒しました。
ノビ:
きっかり30分ってのが丁度よかったのかも。今回も出来たらいいね。
「山佐さんの応援に応えたいっていうのがあるので、がんばります!」
――ではEVO2016ついて意気込みをお願いします。
ノビ:
二連覇が懸かってるんで優勝したいですよね。二連覇なんてなかなか出来ないと思うんで。
ユウ:
今回は優勝何%?
ノビ:
今回は優勝確率は15%・・・。
ユウ:
下がってるじゃねえか(笑)。
ノビ:
もちろん山佐さんの応援に応えたいっていうのがあるので、がんばります!
ユウ:
そうですね、山佐さんにはお世話になってますので、いっぱい活躍して山佐さんのTシャツをアピールする為に壇上にいかないと。あとね、外人さんにケロットをね。「ジャパニーズカルチャー、ケロット!」とか言って宣伝しまくります(笑)。
MASTERCUPは、世界初鉄拳オンリーEVO2016公式パブリックビューイングを福岡で開催!
「Evolution Championship Series 2016 (以下EVO 2016)」で開催される鉄拳7FR大会を、鉄拳好きな皆で集まり視聴や応援。これから始める初心者からヘビーユーザーまで大歓迎う!また、鉄拳7FR(AC)・家庭用鉄拳をプレイしながら飲食物、お酒でワイワイ楽しもう!EVO2016 鉄拳7FR FINAL(決勝トーナメント)を日本時間7月16日23時~17日12時頃までがイベント開催時間となります。
今年の熱い夏フェス「MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV」で思い出を一緒に作りましょう!
MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV
[日時] 2016年7月16日(土)「EVO2016 鉄拳7FR最終日」23時~翌日12時(EVO 鉄拳7FR中継が終わるまで実施)
[会場] カフェ・マノンレスコー http://www.cafemanonlescaut.com/
[住所] 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目8-36日光ビル1F
[設置ゲーム] アーケード 鉄拳7FR・家庭用 鉄拳シリーズ
[公式MC・実況・解説] ゲンヤ
[入場料] 2,000円
[内容] EVO2016鉄拳7FR配信中継視聴会。その他参加者のゲーム機等の持ち込み、自由に遊ぶことが可能。(要:事前申請)
[参加] 事前エントリーで30名
[飲食] 持ち込み不可・カフェ・マノンレスコーのメニュー&特別メニューでお楽しみください。
[スケジュール]
23:00 イベント入場開始・・・入場受付、鉄拳7FR等ゲームプレイング配信開始
01:00 EVO2016鉄拳7FR配信時以外、対戦会・ミニ大会・企画配信
07:00 未成年プレイヤー参加可能会場時間
12:00頃 「EVO2016 鉄拳7FR」終了まで
※イベント開催時の厳守する注意事項
・18歳未満の方は、7月17日朝6時以降のみご入場可能とさせていただきます。
・一度入場すれば、入退場は自由。
・会場内は撮影及び配信が行われます。その際に撮影したものは告知・報告の為に公開されますのでご了承ください。
・会場内で起きた盗難・事故について主催者側は責任を負いかねます。お手回り品及び体調の管理にはくれぐれもご注意下さい。
・近隣の方のご迷惑となりますので、会場周辺にたむろする行為はご遠慮ください。
・会場稼働「鉄拳7FR」の1セット2台でフリープレイイベントモード。順番厳守でオフラインノーカードの対戦会となります。
・家庭用ゲーム機&鉄拳ソフト持ち込み自由(事前に必ずご連絡下さい)お持ち込みの場合、全員に開放することを条件となります。
・飲食持ち込み不可です。ご注意ください。
7・16『MASTERCUP EVO2016 TEKKEN7FR PV』は、福岡の天神 親不孝通りで、3月にリニュアルオープンした『カフェ マノン・レスコー×MASTERCUP』で開催される。会場はラグジュアリーな内装、装飾で彩られた夢空間。
鉄拳7FRに特化したパブリックビューイングは、これまでのEVO PVとは違い新境地を開拓する「鉄拳プレイヤーによる、鉄拳プレイヤーの為のEVOパブリックビューイング」を鉄拳プレイヤーと共に開催致します!
新作 鉄拳7FR(AC)をきっかけに新たに始めたい方にも、様々な準備をしておりますので、是非気軽にご参加をお待ちしております!
親不孝通り沿いのビル1F、内装にこだわったカフェで落ち着いたひとときを過ごせます。カフェにはパウダールームも完備しているので、お出かけ前の暇つぶしやお化粧直し、お着替えにもオススメです。貸し切りイベントや、コスプレ、写真撮影も大歓迎♪ふつうのカフェとは少し違う楽しさもぜひ味わってください。
ゲームメーカーが運営するカフェということもあり、Webで動画配信や生放送ができるスタジオが併設されています。スタジオではゲーム実況をメインにサブカルチャーを楽しむコンテンツをニコニコチャンネル「マノンch」で配信中。実況や配信に興味がある方のお手伝いもしているので、店員に気軽に声をかけてくださいね。
カフェ マノン・レスコー
〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目8-36日光ビル 1F
「STUDIO-蓮はMASTERCUPと鉄拳ファンを応援しています」
STUDIO-蓮は、11月22日開催の世界最高峰鉄拳5on5イベント「MASTERCUP.8」に別注verをMASTERCUP優勝チームに「優勝トロフィー」として贈呈された!